不都合な偽装 3 | 西森大学文芸部

不都合な偽装 3

おーい」
朝から上から目線で物事言われたらさすがの俺もキレそうだなあ・・・まあいいや
「お前早いな、昨日は飲み会もバイトもなかったのか」
「なかったよ、何もないとあんな退屈なんだな。お前の気持ちが少しわかったよ」
・・・・・・・・・中田の腕に何か白い輪がある。イカ?
「じゃっ、おれは先に教室行っとくわ、ユウキもじゃあな」
「ん、ああ、分かった。あれ?ユウキはあいつと授業違うの?」
「あ、違うよ。ちょっと隣いいかな?」
「ああ。そういえばお前中田と仲良かったっけ?」
「・・・・・何か朝から説教された。お前は世界の貧困について何もわかっちゃいないとかなんとか」
「共産党員か何かなんじゃないの、あいつしゃべり方も気持ち悪いし」
「そんなことは・・・・まあそうだな」
「あいつ俺にはエコとかゲームがなんとかって言ってきた。どうせ叩くように問い詰めてもほこりすら出ないんだから無視しとけ」
そうこうしてる間にこんな時間だ。ユウキと別れて1限の授業に向かう。講義の題名は「環境論」だ。