パラレルの政治力学 4 | 西森大学文芸部

パラレルの政治力学 4

で、その後にとんでもなく盛大な歓迎会を開いてもらった。俺はマジで国賓らしい。なぜそこまで歓迎するかはよく知らないけどまあ気分はよい。
その歓迎会が終わり、案内されたホテルへ行こうとすると、小山内が近づいてきた。ものすごい笑顔だ。
「では後で我々表裏党の歓迎パーティに来てくれ。党としても賓客を歓迎したいのでな。詳細はこれを見てくれ。」
小山内はそれだけ言って行ってしまった。
そこまでやるのは不思議だけど正直言って悪い気はしないよなあ。
さっきもらった紙には午後9時、コラプションホテルでと書いてある。今8時だからそろそろじゅんびしないと・・・。まずトイレに行くか。
「おい、おーい、君だ!」
めっきり人のいなくなったパーティホールの端っこで優しそうなお兄さんが俺を呼んでいる。
「はい、何ですか?」
「ちょっと来い!」
お兄さんはいきなり俺の手を掴んでものすごい勢いで走り出す。
「ちょ、何ですかいきなりぃぃ!」
びっくりして手を振り解こうとしたけどお兄さん華奢なくせにすごい力で・・・ぼく・・・もう・・・・・・・・・うわあぁぁあぁ!なんだ、何なんだ俺は!
「いいから!君は不用意すぎるんだ!」
「は?なに?」
「いいから黙ってついてきなさい!」