パラレルの政治力学 3 | 西森大学文芸部

パラレルの政治力学 3

「この世界では18からは成年なのだよ。第24世界では成年のみ政治的権利を持つのだろ?ならここでも君は政治的権利を持つよ」
そ、そんなものなのか。しかしバカっぽい。あまりにもバカらしいのでちょっと話にノッてしまった。いつもこれで痛い目見るんだよなあ俺は。
「じゃあ、もし未成年がこの世界に来たらどうなるんですか?」
「そりゃあ、殺すでしょ。空間科学以外の科学の進歩は第24世界の方が早いからね。他にも世界があると知られると乗っ取られてしまう。」
は?殺す?分かった、分かったぞ。
「もういい、これは俺がカルトに巻き込まれてる俺の夢だ。そうなんだなおっさん!ほっぺたつねるから今のうちに消えな!」
「そんなことしたって無駄だよ、さっきバスで思いっきり頭打ったろ。」
そういえば・・・・・・。
「うぇ、あ、うるせー!嘘だー!」
全力でほっぺたをつねる。思いっきり頬を引っ張って思いっきり肩をひねる。これで痛さ倍増で今度こそここからおさらばだ。
しかしこうなった。
「痛ってえええええ!でもこれは夢だあぁぁぁ!」
「認めなさい。ではこの拳銃で頭を撃ってみるかい?」
小山内がニヤニヤした顔で銃を突き出す。てめえその顔いい加減やめんとその銃で顔吹っ飛ばすぞ。
「・・・・・・・・ごめんなさい・・・認めます。認めますから次のバスが来る時間を教えてください。早く帰りたいです。」
「明日の今頃かな。でもこちらとしては盛大に歓迎するから、いる間だけでもゆっくりしていってくれ。」
もう現実から逃げられないようだ。こうなると無駄に騒ぐよりは情報を集めていかに面倒なことから逃れて無事に帰れるかに集中した方がいいだろう。