こんにちは! 平岡です

 

2026年に入り、住宅ローンの金利上昇のニュースを耳にする機会が増えましたね

 

最近、ご相談者様から特によく聞かれるのがこの質問です

 

「手元に余剰資金ができたのですが、住宅ローンの繰上返済に回すべきですか? それとも新NISAで運用すべきですか?」

 

以前のような「超・低金利」時代であれば、「運用一択!」と即答でした

 

でも、金利が上昇傾向にある今は、慎重な見極めが必要です

 

今日は、どちらが「正解」に近いのか、考えてみましょう!

 

 

 

 

 住宅ローン金利の現状(2026年最新状況)

 

既に住宅ローンを利用されている方々の負担感をみてみましょう

 

この住宅金融支援機構のデータによれば、返済者の37.8%(左側の2色合計)が「返済の負担感が大きくなった」と回答しています

 

その背景には物価高もありますが、変動金利の上昇も無視できません

 

例えば、2026年1月の主要銀行の変動金利は、前年同月(0.6%前後)に比べ、0.9%〜1%程度まで引き上げる動きが見られます

 

 

「金利1%」は、かつての「0.3%〜0.4%」時代とは、心理的な重みが全く違いますよね

 

 

 繰上返済の「確実な利回り」 vs 新NISAの「期待利回り」

 

この論争を解決するには、「利回りの比較」が最もシンプルです

 

 

<繰上返済のメリット:確実な「利息カット」>

住宅ローンの繰上返済は、言わば「ローン金利と同じ利回りで、リスクゼロの運用をする」のと同じ効果があります

 

●金利1.0%の場合:繰上返済をすれば、確実に「年利1.0%」の運用効果

 

●金利3.0%の場合:繰上返済をすれば、確実に「年利3.0%」の運用効果

 

 

<新NISAのメリット:非課税での「複利効果」>

一方、金融庁のNISA特設サイト等で示されているシミュレーションでは、国内外の株式や債券に分散投資した場合、過去のデータに基づく想定利回りは年3%〜7%程度が一般的とされています

 

 

【ここがポイント!】

新NISAは「運用益が非課税」です

 

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISAなら丸々手元に残ります!

 

 

 

 

金利別・どっちが得か?シミュレーション!

 

では、具体的に数字を見てみましょう(期間20年、100万円を充てる場合)

 

 

【結論1】住宅ローン金利が1%〜2%なら「新NISA」が優勢

新NISAで全世界株や米国株インデックスなどの堅実な運用(期待利回り3〜5%)ができるなら、運用益がローン利息を上回る可能性が高い、と言えそうです

 

 

【結論2】住宅ローン金利が3%を超えたら「繰上返済」を検討

ローン金利が3%を超えてくると、投資で「安定的に」3%以上の利益を出し続けるリスクと、確実に3%の利息を削れるメリットが拮抗します

 

精神衛生上も、借金を減らす方が賢明な判断になりやすいです

 

 

 

オッと!数字の落とし穴にご注意を!

 

データ上は「運用」が勝つことが多いですが、現実には注意点が3つあります

 

1)住宅ローン控除の存在:

控除期間中(入居から10年または13年)は、繰上返済で残高を減らすと、受け取れる還付金が減ってしまう「逆ざや」解消のリスクがあります

 

控除終了後の繰上返済が基本です

 

2)団体信用生命保険(団信):

繰上返済でお金を使い果たすと、万が一の時に「ローンは消えたが手元に現金がない」状態になります

 

団信は「最強の生命保険」でもあるため、手元に現金を残す(=運用する)方が家族を守れる側面もあります

 

 

3) 流動性の確保:

繰上返済したお金は、二度と手元に戻りません

 

新NISAであれば、急な教育費や医療費が必要になった際に、売却して現金化することが可能です

 

 

 

 

今の金利1%前後という環境であれば、「基本は新NISAで運用し、金利が3%を超えてきたら繰上返済へシフトする」というハイブリッド戦略が、最も合理的な「正解」と言えそうです

 

「うちは変動金利で今後が不安・・・」

 

「定年までに完済したいけど、NISAも始めたい」

 

そんな方は、一度シミュレーションをしてみませんか?

 

一人ひとりの家計状況に合わせた、具体的な「返済・運用計画」を一緒に立てましょう!