7月7日。
その日の夜は、曇り空で、星は見えず、
上限の月が西の空に、雲間にわずかに影を作っていた。
そんな日の朝、
不思議な光景を見た。
会社に行く途中の、運河にかかる橋。
車道と歩道を分ける橋の端に、
オレンジ色のポールが、等間隔に
並んでいる。
先端には、多分反射材かなにかなのだろうけれど。
白色のしましまがついている。
いつも、通るその橋だから、
特に気にも留めなかったそのポールの横を
今朝は、不思議な人が通っていた。
曇天模様の空の下、
ポールの右側を歩く、私の先を行く人。
その人の手には、
オレンジと白のしましまのビニール傘。
初めてみる。ポップなビニール傘。
左手に畳んで持っている、
そのビニール傘のしましまの間隔のと、
さらにその左側にある、
オレンジと白のしましまのポール。
ぴったり、同じ間隔。
その人が歩くたびに、傘はゆれる。
だけれども、ポールのすぐそばを通りすぎるときは、
ぴったり、
オレンジと白のしましまが重なる。
もし、これが、赤と白だとしたら、
これをみた梅津かずおさんは、
狂喜に乱舞したかもしれない。
オレンジと白のしましまでできる、
現代アートのような、光景。
でも、ただのオレンジと白のしましまの話。
ただ、それだけの話。
日々、雑感