総合病院の中は広くてとても清潔でした。
私が子どもの頃の総合病院はどこか薄暗くて消毒液のにおいがしていましたが、だいぶ変わっていてビックリ![]()
案内所や各科の受付はズラリと横に並んでいて圧倒され、キョロキョロしてしまいました。
総合受付で紹介状を出すと2階にある産婦人科へいくようにとのことで、産婦人科の待合室には4、5人の妊婦さんと、夫婦で来ている方が2組いました。
アンケートが2枚裏表にあり、記入するようにと産婦人科の受付で渡されて目を通すと、今の気持ちはどうか、総合病院に来るのは負担があるかなど(辛くない)1〜10(辛い)の程度で選ぶものだったり、家族構成などでした。
診察は予約時間よりだいぶ待つかも、お昼近くの時間だからもしかすると先生が昼食を挟んだあとに呼ばれるかもと電話で言われてたので、1人う〜んとよく考えながら書くことができました。
結局、予約時間より15分早く診察室に呼ばれました。
思っていたよりだいぶ早かったので、先生昼食食べる前に診てくれるんだ...と思いながら診察室に入りました。
中には、先生とその後ろにパソコンに向かう女性、ニコニコ穏やかな笑顔を浮かべた看護師さんがいました。
部長先生と聞いていたので、怖い雰囲気で威圧的な先生なのかなと想像したのが失礼なくらい正反対の物腰が柔らかそうな黒髪のスマートな先生と目が合いました。
看護師さんが名前と年齢を言ってください、と言って私が伝えると、さっそくエコーで診ることになり、運命の時がきたと緊張しながら診察台にあがりました。
お腹の中の赤ちゃんの様子を見始めると、静かな時が流れました。
いつもの産院のエコーと比べて、精度の良いエコー機器だとわかりました。
沈黙が続くなかで、先生が専門用語を使って赤ちゃんの状態を話すのを、パソコンに向かっている女性が入力していて、
最初に頭、心臓、手足、そのあと腎臓を診ているようでした。
腎臓の所で、よく聞き取れませんでしたが何かあるように女性に伝えていたので、やっぱり腎臓が悪いんだ...とエコーをジッと見ましたが、何がなんだか素人目にはわかりません。
「腎臓が少し拡張してるようですが、赤ちゃんがまだ小さいから1週間後にまた診せてください」
「いちばん最初の時間に予約を入れておきますね」
先生はそう言うと、エコーを切り替えて赤ちゃんの顔を映してくれました。
産院でぼやけて見えた赤ちゃんが、はっきり表情がわかってビックリ。手をグーパーしたり、親指を立ててグッドとしてみたり、ピースしたり。
「あれ、ピースしてるね。なかなか見れないんですよ。楽しい子がうまれてくるかもですね」
そう言いながら先生は、エコー画面に映っている赤ちゃんに向かってピース仕返ししてました。
さっきまで腎臓になにかあるかもと心配でどんよりしてた気持ちが、赤ちゃんの手遊びを見て(大丈夫だよ!)って言ってるみたいで少し元気をとりもどしました。あはは、と笑いがもれてかわいいなぁと思いながら画面を見ていると、先生が「写真に撮っておきますね」と3パターンの手遊び写真をくださいました。
「赤ちゃんの性別は聞いてますか?」
顔からどうやらおまたにエコー画面が切り替わったようで、「昨日聞く予定だったんですが、うつ伏せだったのでわからなかったんです」とこたえると、
「3人目ですか、上は男の子?」
「いちばん上が女の子、2人目が男の子です」
「男の子ですよ」
とおまたがアップで映されて、私でも男の子だとわかりました。
男の子かぁ、帰ったらみんなに言わなきゃ。
ピースサインを見れたり男の子判明でかわいい生命がお腹の中にいることがさらに嬉しくなりました。
