tamakoです、久々でアメブロに入れず焦りました…
実にこの1ヶ月読み続けた漫画『あずみ』が最終巻まで行きました
10年以上前に漫画喫茶で35巻くらいまでは読んでいたのに、全く初見のようにハラハラして読んでいた私
自分の記憶力が悪いのか、色あせない『あずみ』がすごいのか、とにかく内容をはっきり覚えてる間に感想を…というわけです
人生『あずみ』3回目にして、最終巻まで読破したのは今回が初めて
このボリュームを一言では語れない…
書こうとしたら『枝打ち』と『刺客』しか明確に覚えてない
ちょっと読み返しながら書く事にします
しかし今の日本の平和はこの時代に生きた人達の強い思いにあったと言っても過言ではない
小山ゆう先生のメッセージは、『あずみ』を読んだたくさんの人達へ伝わったのではないでしょうか
それでは・・・
知ってる人は「えいや、1位はやっぱり…」と楽しんでください
知らない人は、これで興味が沸いたら読んでください
※ネタバレ注意※
漫画「あずみ」の危険な相手BEST5
戦国時代から江戸時代に移ろうとする時代、あずみは枝打ちという使命の為に、爺・小幡月斎により人里離れた場所で秘かに刺客として育てられた
『あずみ』を含む10人の子供達は、最初の試練として一番の親友との殺し合いを爺に命じられる…
そして残った5人は爺と共に、天下泰平のため枝打ちをしていくのだが…
あずみ1巻(無垢なる少女) 著者:小山ゆう 小学館発行
第5位 金角・銀角(きんかく・ぎんかく)
危険度💀💀
あずみ10巻(刺客の群れ)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
女装家の「きく」と出会う重要な10巻
そこに現れた、荒くれ者の二人…
あまり金角銀角の見た目について村人が何も言わないので判断がつきにくいのですが、現代なら完全に危険な人達
それでもあずみが頼りにするくらい強い!
時代が違えば、SPとして活躍をする可能性もあったかもしれない…
tamakoの感想
この10巻あたりからあずみは狙う側というより狙われる側になります
たぶん、あずみが刺客として自ら戦っていたのは10巻まで
その後は、振りかかる火の粉を払っているだけのあずみ
「きく」を始め、あずみの味方を装い油断したところを殺るのだ!と意気込む敵が次々現れるのもこの頃
私が漫画で完全に油断していたのはこのオバさん
猛毒を使う子連れの女 あずみ10巻(刺客の群れ)より
わぁ〜何回見ても腹たつ〜
親切だったのに・・・
もう誰も信じられない・・・
第4位 最上美女丸(もがみびじょまる)
危険度💀💀
あずみ6巻(爺と美女丸)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
最後のあずみの仲間だった「ひゅうが」を弄ぶように殺した美女丸
刀に鍔(つば)がなく、受けはしないというのが売りのちょっと危ない剣士
映画「あずみ」ではあのオダギリジョー氏が演じて話題になった
「お爺ちゃん」とはもちろん小幡月斎(爺)のこと
tamakoの感想
上のイラストを見ていただきたい
全く知らないよそのお宅に入った上、その家の柱にぶら下がって騒いでいるのだ
現代社会にいたとしても、相当やばいタイプ
刀で「指を狙う」という、本当に痛々しい戦い方を好む
女のふりをして、爺の膝の上で甘えた時、絶対爺はこの人にやられると思った
第3位 村の子供
危険度💀💀
あずみ11巻(爆矢襲来)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
爆矢を射る二人組みの刺客(土蔵・火蔵)が現れる!
あずみの弱点は、人を守りながら戦うという気苦労の多さだ
この第11話「爆矢襲来」では、爆矢をかわしながら子供達を抱いて逃げるという過酷な戦いを繰り広げる
怖がる子供達のマトワリが、見ていてハラハラさせられる
私の中で、堂々の3位
tamakoの感想
普段の戦いだと、常に「人を切ることに意味があるのか」悩むあずみ
ところが子供を襲われ、気が狂わんばかりにこの巻では敵を叩っ斬る
全巻通して『味方を守る』というのがあずみ最大の弱点であり、あずみの人生だ
爺からの洗脳が解け始めたあずみは何が正義か?苦悩する
そしてこの11巻で、いよいよ真弓俊次郎が登場する…
(あずみ11巻より)
あずみ全巻の中で、この人ほど人間くさく、そして切ない人物がいるだろうか(涙)
“これからの世は学問である、剣を捨て学問を学び、産業で国を豊かにしたい!”
そう願う俊次郎だったが、この時代は彼をダークサイドへと誘う…
結局いつの時代も、出会う相手で人生はどうにでも変わるのだ
見ていて辛い
純粋な故の過ちというか、とにかく私は彼の最期が悲しかった
番外編 俊次郎
危険度💀💀💀
あずみ23巻(雪と別れ)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
いろんな悪人にうまく持ち上げられ、かつての仲間を裏切りながら自分の夢(産業の発展)を進めようとしていた俊次郎
騙されていたと気付いた時には鉄砲で撃たれ、静音様に指で穴をグリグリされ、散々な目に…大好きだったあずみに嫌われたと悲しむ俊次郎は、麻薬で幻覚を見ながら演説し壮絶な最期を迎える
tamakoの感想
死んだと思われた俊次郎だったが再登場を果たし、まさかの変貌ぶりにtamakoもびっくり…あずみとは一時とはいえ良い雰囲気だっただけに泣けちゃうな
ラストで自身の作った薬が麻薬と知らず使用し、幻覚に襲われる姿は本当に切なかった
こんな好青年までもが、おかしくなるなんて・・・
自分の息子がこうなったら、と思うと胸が張り裂けそうです
「きく」や「千代蔵」も可哀想だけど、私は「俊次郎」を推します
第2位 静音様
危険度💀💀💀💀
あずみ22巻(羅刹襲来)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
笑うこの二人、ネタバレになるけど双子です
宣教師の落とし子らしく、普段は下界から断絶された山奥で暮らし、村では教祖様のように慕われている『静音様』
あずみを家畜にする為、縄で縛りつけ雪に埋めたり冬の海に投げ入れたりやりたい放題…悪魔のようなこの二人からあずみを救い出せる人間はいるのか?
あずみ最大のピンチだったかもしれないこの巻では、人が洗脳されていく恐ろしさも加わり目が離せない面白さです
tamakoの感想
もうこいつらが1位でいいんじゃないの?と思う方も多いのでは…
本当に残虐な行為が目に余る、読んだ人はわかると思うけど、静音の家のおばあさん(なかさん)も「ちょっと婆さん〜!」って言いたくなる
とにかく最後まで胸糞悪い静音様
男前だけど同情できません
いよいよ1位なんですけど
あずみファンの皆様と同じであれば良いのですが
くれぐれも言いますが「あずみ」の敵の中で強かったベスト5ではないです
それでは
ジャカジャカジャカ・・・
ジャン
第1位
柳生宗矩(やぎゅう むねのり)
危険度💀💀💀💀💀
あずみ32巻(雌雄一決)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
柳生新陰流「柳生宗矩」
二代目将軍「徳川秀忠」の参謀として仕える
秀忠が愛人に生ませた梵天丸を守っている
最後まであずみを殺すために刺客を送り続けた男
あずみを利用し家康を暗殺させるという謀略を放ち、とうとうあずみの大事な「爺」を殺してしまう
あずみが最も憎んでいる相手でもある
32巻ではすごい執念で天海を追い詰め、いよいよあずみとの一騎打ちに
その実力とは・・・
tamakoの感想
ここまでの執念がないと天下は取れないのか
この人のしつこさに💀5つです
柳生なくして、このあずみは語れないけど、次から次に悪い事思いつくなぁ、と感心する
いろんな危険な敵がいて、どれを1位にしようかと迷ったけど、やはりその刺客を送り込んだこの宗矩が一番の危険人物だと思いました
柳生の刺客といえば・・・
左近(柳生の刺客:倉石左近)が入ってない!
と思うファンの方も多いかもしれませんね
あずみ18巻(剣ゆえに)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
私の中ではやはり左近いい人だったので、
危険な相手BEST5には入りませんでしたね
逆にお前は一体と言いたい、気持ち悪い敵もいました
西田様を殺すなんて・・・許せん
こいつ
忍びの一族・泥鵺登場
あずみ16巻(やえと左近)ビッグコミックス 著者:小山ゆう 小学館発行
もうやめて
登場シーンが気持ち悪い
どうでしょう
長くお届けしましたベスト5
「あずみを読んでみたい!」
「もう一度読んでみようかな」と思う人が少しでもいたら幸いです
この思い、小山先生に届け
私は時間ができたら、
また別のお話のAZUMI(第2部)も読んでみたいです
あずみの願った平和な時代に、
こうしてのんびり漫画を読めることに感謝しつつ
おしまい
(ポプコレの宣伝は店長に任せます)
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