サイレント・ナイト(2021年 イギリス)

謎の猛毒ガスによって人類滅亡が目前に迫った地球を舞台に、最後のクリスマスを家族と友人たちで静かに祝う厳かな宴の席で、迫りくる死の恐怖に対する人々の選択の行方を描く。


監督は、カミーユ・グリフィン。
出演は、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、ローマン・グリフィン・デイヴィス、アナベル・ウォーリス、リリー=ローズ・デップ、ショペ・ディリス、カービー・ハウエル=バプティスト、ルーシー・パンチ、ルーファス・ジョーンズなど。


ストーリー:
イギリス人夫婦ネルとサイモンと3人の子どもたちは、田舎の屋敷でクリスマスのディナーパーティを開くことに。屋敷には夫婦の学生時代の友人たちとその家族が集まり、子どもを含む12人の男女は久々の再会を喜びあう。しかし、今年のクリスマスは例年とは全く異なるものだった。あらゆる生物を死滅させる謎の毒ガスが地球全土に拡がり、明日にもイギリスに到達するのだ。毒ガスの恐怖が迫る中、パーティには次第に不穏なムードが漂い始める・・・。
(作品情報より)



地球滅亡の前夜の出来事を描いた作品。この作品を見ると、イギリス制作の作品なんですね。キーラ・ナイトレイが出ていたので手に取って観てみようと思ったのですが、ハリウッド映画であったら人類が滅亡して行く迫力あるシーンなんかがあったと思いますが、この作品ではほとんど無かったですね。毒ガスが迫りくるシーンは少しありましたが。物語の展開は主にセリフによるドラマ仕立てで進んで行きます。話は、地球滅亡が迫ったイギリスを舞台に最後のクリスマスを家族と友人たちで静かに祝うと集まるところから始まります。しかし気になるのは地球滅亡に至る原因については、はっきりとした事は語られる事はなかった。ロシアが毒ガスをまいたとかということは言っていたが、それはどうも真相では無さそう。恐らく人類がもたらした成れの果ての様相が強く感じ取られた。クリスマスの会はいつもと変わらぬ感じで始まり、宴も盛り上がり、みんな楽しんだ。ただ時間が過ぎて行くうち、その時が近ずくにつれそれぞれの思いが出てくると言う様が描かれて行く。ただ最後のどんでん返し的シーン、強烈な印象を持たせるために入れたのかどういう意味で入れたのか分かりませんが、今までの事をぶち壊すような内容は、何それっていう感じでちょっとどうかなと思いました。