スーサイド・スクワッド (2016年 アメリカ)


スーパーマンが居なくなった今、人類の命運を託された悪党たちが、世界崩壊を目論む悪党に立ち向かう姿を描く。


監督は、デヴィッド・エアー。
出演は、ウィル・スミス、ジャレッド・レトー、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエなど。


ストーリー:
スーパーマンがいなくなった世界に最大の危機が訪れた。政府は最後の手段として、服役中の悪党たちによる最強の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成することに。さっそく、百発百中の冷酷スナイパー“デッドショット”やジョーカーに一途な想いを寄せるクレイジー・ガール“ハーレイ・クイン”をはじめ選りすぐりの極悪人が集められ、減刑と引き換えに到底達成不可能と思われる危険なミッションが託される。ただし、そのクビには、命令に背けば即座に爆発する自縛装置が巻かれていた。こうして、人類史上もっとも凶暴な悪党たちが、刑務所の外へと放たれるのだったが・・・。
(作品情報より)



スーパーマンが居なくなった今、誰が世界を救えるかと言う事で、考え出されたのが、極悪人の悪党たちでチームを作り、悪党に立ち向かおうということであった。チームの名前は"スーサイド・スクワッド"。メンバーは、全部の名前は憶えていませんが、最初に目を付けたのが女の悪魔でそして銃の達人、炎を操る者、地下の水中を好むワニのような怪人、ブーメランを得意とする者、そしてあのジョーカーの恋人ハーレイ・クウィーン...etc。このチームで悪党に立ち向かうはずだったのだがそうはいかなかったと言うのが、この作品のストーリー展開だった。女悪魔が、結局悪党に回ってしまい、この女悪魔とその弟悪魔との戦いになっている。そしてさらにこの"スーサイド・スクワッド"の結成を提案し立ち上げたボスを救出すると言う何とも皮肉な展開になっています。何のためにチームを立ち上げたのかわからない話になっていきます。さらにそこにハーレイ・クウィーンを救い出そうとするジョーカーも現れ、何か複雑な話の中でアクションシーンが展開されるようになって行きます。中々見応えはあったと思います。そしてこの作品の中で面白かったのは、ハーレイ・クウィーンとジョーカ-の関係で、どういう経緯でそうなったのかが描かれていました。ハーレイ・クウィーンはもともと精神科医の医者で名前は、ハーリーン・クインゼル。ジョーカーを担当したことで、ジョーカーと関わることとなり、ジョーカーによってあのようなちょっといかれた女に代わってしまいました。この作品の内容は、悪党に立ち向かう為に作ったチームから悪党を作ってしまい、その悪党に立ち向かわなければならないと言う何とも皮肉な展開の話なんですが、まあそこそこ楽しめる作品だと思います。