ジェントルメン(2019年 アメリカ )

引退する麻薬王が手放す巨額の大麻ビジネスを巡って、ロンドン裏社会に巣くうクセ者たちの壮絶な騙し合いバトルが繰り広げられるさまが軽妙かつスタイリッシュに描かれていく。


監督は、ガイ・リッチー。
出演は、マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、コリン・ファレル、ヒュー・グラントなど。


ストーリー:
ロンドンで大麻ビジネスを展開して莫大な資産を築いたアメリカ人のミッキーが足を洗うために事業を売却するとの噂が広まり、にわかに浮足立つ一癖も二癖もある裏社会の住人たち。大きな富を生み出すその利権を我がものにしようとユダヤ人の大富豪やチャイニーズ・マフィアが怪しげな動きを見せる中、ゲスな私立探偵フレッチャーが自ら仕入れた情報をネタに、ミッキーの右腕レイに巨額の口止め料を要求しようとするのだったが・・・。
(作品情報より)



物語りの展開の仕方が中々面白い作品でした。ロンドンで大麻ビジネスで大儲けをしたマフィアボス・ミッキー。その右腕のナンバー2のレイの所に私立探偵のフレッチャーがやって来る。そしてフレッチャーは自ら仕入れたネタに口止め料として大金を要求する。そのネタをもとにフレッチャーは事の顛末を語り始めることで物語が展開して行くという具合です。中々面白い構成です。フレッチャーのその語りで、ミッキーが若いころから大麻ビジネスをもとに成り上がって行く様が展開して行く。そしてミッキーが莫大な資産を築いたのを機に足を洗い余生をのんびり過ごしたいと思い事業を売却を進めようとする。するとその噂がたちまち広がり、あくどい裏社会のマフイアたちが色めき立つ、その大きな富を生み出す大麻ビジネスを我がものにしようとユダヤ人の大富豪やチャイニーズ・マフィアやロシア・マフィアとの騒動が起こって行く。そして結末へと進んで行く訳ですが、このフレッチャーのゲスな男のゆすりはただじゃ終わらなかったですね。どんでん返し的なオチが待っていました。