ロビンとマリアン(1976年 イギリス)

十字軍遠征に赴いていたロビン・フッドが20年ぶりに故郷シャーウッドの森に帰って来た。依然として権力をふるうノッティンガムの代官との確執や、尼僧となっている恋人マリアンとの恋の顛末を描く。


監督は、リチャード・レスター。
出演は、ショーン・コネリー、オードリー・ヘプバーン、リチャード・ハリス、ロバート・ショウ、ニコル・ウィリアムソン、イアン・ホルムなど。


ストーリー:
ある事情で十字軍の一員としてヨーロッパに渡ったロビン・フッドと親友リトル・ジョンの二人は、獅子王の死によって、十八年ぶりに故国イギリスに帰ることになった。久しぶりにイギリスに戻った二人を出迎えたのは、緑したたる森と田園、そしてシャーウッドの森の仲間たちだった。すべてが十八年前のままで、ロビン・フッドとリトル・ジョンの心をなごませた。一方、変わっていないといえば、ジョン王のもと、イギリス国民はふたたび悪政に苦しんでいたこと、ロビン・フッドの宿敵ノッチンガムが未だ権力をふるい、良民を苦しめていたことだった。ただひとつ、ロビン・フッドの美しい恋人マリアン姫が、今はカークリーの近くの修道院長になっていたのが思いがけないことだった・・・。
(作品情報より)




この作品は、晩年のロビン・フッドの物語を描いた作品でした。物語の内容は、月並みな作品でこれと言って印象に残るようなものでは無かったですが、出ているメンバーが凄かったです。マリアン役にオードリー・ヘプバーン、そしてロビン役にショーン・コネリー、さらに民を苦しめる悪代官役にロバート・ショウ、そして聞いたことはあるような程度ではっきりとはあまり知らないですが有名どころとしてリチャード・ハリスなどなど豪華な顔ぶれを揃えている。晩年のロビン・フッドを描いていると言う事で、出ている役者もそこそこの年齢になっていましたね。特にオードリー・ヘプバーンは、年齢が行ってからの作品をほとんど観たことが無かったし、"ローマの休日"の頃の姿が記憶に残っているので、変わった姿を見ると年月の経過を感じぜらるを得ません。そしてまた違った味わいの印象を持つことが出来ました。ロバート・ショウも若いころの作品を観たことがありましたので、随分変わったなという印象でしたが、同時代の作品"スティング"を観ていたので、驚きはそれほどでもありませんでした。映画を長く見続けて来ると、こういった人の変わりようも観ることが出来きてしまい、また作品内容とは違った印象深さや懐かしさというものを感じることができました。