007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020年 アメリカ / イギリス)

新たな悪党が現れ、これまで戦って来たスペクター組織はあっさり消滅し、新たな敵と戦うボンドでしたが、最後の時を迎えてしまいます。


監督は、キャリー・ジョージ・フクナガ。
出演は、ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー 、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライトなど。


ストーリー:
現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フィリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが・・・。
(作品情報より)



ボンド役を演じたダニエル・クレイグ、007シリーズ作品としてこれが最後の作品となる。今回はこれまでの作品を通して戦って来た悪の組織スペクターとは違う悪党が登場してきます。ですがこの悪党は全くこれまでと関りがないわけでは無かった。それがこの作品の冒頭のシーンで過去の出来事が描かれている。前作でボンドとミスター・ホワイトの娘マドレーヌが恋仲関係になって、ボンドは過去の恋人ヴェスパーと決別しようと墓を訪れたところで出来事が起こる。スペクターの仕業であり、しかも前作で刑務所に放り込んだスペクターのボス・ブロフェルドが裏で手を引いていた。スペクターから命を狙われいたボンドでしたが、キューバで行われるスペクター組織が集まりボス・ブロフェルドの誕生日パーティにボンドが潜入。そこでまたブロフェルドの指示により命を狙われたのですが、逆にそこに居たスペクター組織全員が命を落としてしまいます。ここで新たな悪党の存在が明らかになって行きます。この悪党、ミスター・ホワイトと関りがあり、恨みを抱き復讐を果たそうとしていました。いやぁー、こんな形で別の悪の組織によってこんなにも簡単にスペクター組織全員が殺され、消滅してしまうんですよね。さらにこの悪党によって刑務所にいたブロフェルドもあっさりと殺されてしまいます。この作品が完結編であるか故か、これまで出ていた人が亡くなって行きます。CIAのフィリックスも今回で亡くなってしまいます。そして結末ではジェームズ・ボンドまでもが最後の時を迎えます。