007 スカイフォール(2012年 アメリカ / イギリス)
ＭＩ６への恨みを抱く最強の敵を前に、絶体絶命の窮地に追い込まれるジェームズ・ボンドと秘密のベールに包まれた上司Ｍが辿る衝撃の運命を、迫力のアクションとともにスリリングに描く。
監督は、サム・メンデス。
出演は、ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ジュディ・デンチ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マルローなど。
ストーリー:
ＮＡＴＯが世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれる緊急事態が発生。英国の諜報機関ＭＩ６のエージェント“００７”ことジェームズ・ボンドは、リストの収録されたハード・ドライブを取り戻すべくＭの指示に従い、敵のエージェントを追い詰めていく。しかし、その作戦が失敗に終り、組織内でのＭの立場も危うくなった上、今度はＭＩ６本部が爆破される事態に。そんな窮地に立たされた彼女の前に手負いのボンドが姿を現わし、首謀者を突き止めるため僅かな手掛かりをもとに奔走する。やがてついにその黒幕が判明、一連の犯行は、Ｍへの復讐に駆られた元ＭＩ６の凄腕エージェント、シルヴァによるものだった。執拗にＭをつけ狙うシルヴァとの決死の戦いに挑むボンドだが・・・。
(作品情報より)
今回も前作からのストーリーの繋がりがある話なのかなと思って観ていましたが、今回の作品の話は、そうでは無かった感じですね。今回の悪党はかつてMI6にいた凄腕エージェントもシルヴァという人物で、上司だったジュディ・デンチ演じるＭに対して復讐心を抱いていたということから巻き起こる話でした。事は、世界中に送り込んでいるスパイのリストが入ったハードディスクが何者かに盗まれることから始まった。そして犯人からそのリストを毎週ごとに5人ずつ公開して行くと予告され、世界中にいるスパイが危険にさらされることになった。さらにＭＩ6本部が爆破される事態が起こった。窮地立たされたＭの前に現れたボンドは、この首謀者を突き止めるべく動き始める。やがてボンドはその黒幕に辿り着き、一連の犯行が、元ＭＩ６のメンバーでかつてＭの部下だったシルヴァによるものだと判明。シルヴァのＭへの復讐心からだった。ボンドとシルヴァとの攻防が始まり、そしてボンドが最終決着地と決めたのがスカイフォールだった。このタイトルにもなっている"スカイフォール"とは、ボンドが生まれ育った故郷の地でした。この場所でシルヴァとの決死の戦いを繰り広げられるわけですが、その中で今回はジュディ・デンチ演じるＭがついに亡くなってしまいます。これまで出ていた人がいなくなるのは、一つの時代が終わり一区切りなのかも知れませんが、何か寂しさを感じるところです。
