若草物語(1949年 アメリカ)


父を南北戦争にとられ、母一人に娘四人で家を守るマーチ一家の悲喜こもごもの春秋を、四人四様の成長を描く。


監督は、マーヴィン・ルロイ。
声の出演は、ジューン・アリソン 、マーガレット・オブライエン 、エリザベス・テイラー、ジャネット・リー、ピーター・ローフォード、メアリー・アスターなど。


ストーリー:
南北戦争時代、父が黒人奴隷解放のため北軍の従軍牧師として出征し女ばかりとなりながらも、慎ましく暮らす一家の約1年を描く。父の無事と帰還を祈り、優しく堅実な母親に見守られ、時に導かれ、マーチ家の四人姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミーは裕福ではなくとも明るく仲睦まじく暮らしている(もっとも、これはこの家族の豊かな時代に比して慎ましいのであって、実際には中流階級の家庭である)。家庭に起こる楽しい出来事や悩み、事件、そして大きな試練が姉妹達を成長させていく・・・。

(作品情報より)


アメリカの小説家オルコットの不屈の名作を映画化。これまで何度も映画化はされており今回の作品は、1949年制作された作品です。作品も古いがゆえに出演者はほとんど知りませんが、唯一エリザベス・テイラーだけは知っている名前です。この作品のエリザベス・テイラーは若かりし頃のものですね。他の作品をいくつか観て持っているイメージからはすぐに分かりませんでしたが、この人がエリザベス・テイラーだと思って見ていると、面影は感じられるという具合です。この「若草物語」は不屈の名作といわれながら、自分はこれまで恥ずかしながら本も読んだことがありませんでした。ですのでストーリーを知ったのは今回の作品を観て初めてです。物語は、南北戦争の時代で父親が不在で母親と4姉妹が暮らすマーチ家の日常を通して娘たちの成長を描いた内容です。今回の作品では設定に変更が加えられていて、3女のベスが4女になり、4女のエイミーが3女という設定に変わっています。主人公は次女のジョーでとても活発でやんちゃな性格で小説家を志望しそのためなら結婚もしなくていいという考えの女性。この彼女のモデルは著者であるオルコット自身のようですね。また他の3人につていもそれぞれがそれぞれの個性ある性格をもっていて、物語の中でうまく描かれていてそれが物語を楽しく面白くしています。
この作品以外にもいくつか映画化されている作品があるのでそれらもまた鑑賞していきたいと思います。直近では2019年制作の「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」という作品もあるようなので、観るのが楽しみです。