東南角部屋二階の女(2008 日本)


古いアパートを舞台に3人の若者が望みを叶えるために人との交流を通して衝突や、行違いを味わいながら悩み、人生の経験のある人からのアドバイスをもらいながらそれらを乗り越えて自分なりに答えを見出して行こうする姿を描いた作品。


この映画は、台詞が少なく、表情や映像などにメッセージ性の強い作品になっています。また、流れも淡々と進んで行きます。


監督は、女性新人監督の池田千尋。主演は西島秀俊、加瀬亮、竹花梓、そして共演に日本を代表する女優・香川京子、「12人の優しい日本人」の塩見三省、「透光の樹」の高橋昌也などのベテラン俳優。


この作品を読み解く鍵となっているのが、畳屋を営んでいる居酒屋の常連客でもある石山の言う言葉ではないかと思う。


藤子は、友次郎の弟光夫のいいなずけであったが、光夫は戦争でなくなったという事実があり。


石山の話では、東南角部屋二階のこの部屋には、かつて藤子さんが住んでいて、友次郎夫婦と親しくしていた。


その後友次郎の奥さんが亡くなり、当然の成り行きで藤子さんが友次郎さんの世話をすることになったということである。


このことから友次郎は藤子に深い恩を感じており、固い絆で結ばれていている、友次郎にとって藤子は大事な人であることがわかる。


そしてもう1つ石山の言葉で、「人それぞれ大事にしているものが違うと思う、だからみんなすれ違ったり、もめたりする。だけど理解できなくても、お互いにわかろうとすることが大事だね」という。



どういう意味があるのかよくわかないのが。


・友次郎が藤子に贈った着物の中に入っていた友次郎宛の手紙。誰が出したのか、その意味は。

 (光夫か藤子。光夫ではないかな。)


・藤子が友次郎から贈られた着物を見て流す涙。その理由は。


・嵐の後、豊島が東南角部屋二階から言う言葉「見えるんだね。見ていたんだね。ずーと」。

 単にそこから見える庭のことを言っているのか。それとも何か意味があるのかな。


・最後のシーンで願いが叶う穴から、紙が出てくるシーン。誰もいないはずなのに。

 (ここは何となくわかる。これは現実ではなく、豊島の願い事の始まりを表現したものではないか)



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