これまでクリントイーストウッドの作品は、すばらしいものが多かったが、この作品もすばらしい。
ぜひ観てもらいたい作品だ。
南アフリカの大統領にマンデラが就任し、国を建て直そうとしている時期、南アフリカで1年後に迫った1995年ラグビーワールドカップが開催されることが決まっていた。
しかし、弱小のチームスプリングボックスにとっては、勝てる見込みはまったくなかった。
マンデラ大統領は、1つのチーム1つの国を掲げ、スプリングボックスを全面的に支援し、応援する。
抑圧されたアパルトヘイトの象徴だったチーム名もグリーンとゴールドのチームカラーも残すことを全力で取り組んだ。
それは、黒人と白人が1つになることが重要だったからである。
そしてワールドカップであの弱小チームだった南アフリカが勝ち進み決勝で最強といわれていたニュージーランドのオールブラックスを下して優勝する。
このような感動ストーリーは、映画では作り出すことができるが、映画の中の話でなくて、事実をもとに作られた映画であることが、すばらしい。
奇跡は諦めない心とそれに打ち勝つ心が起こすもので、待っていてもまた偶然にも起こることではないということ。
映画の中で30年にもおよぶマンデラ氏が投獄されていた様子が描かれていたことはとても興味深かったし、知ることができてよかった。
追記:
ちなみに映画の中で日本対ニュージーランド戦のことが出ていて、17対145で日本の大敗だった。
さらに1試合で145点は、国際試合の新記録だそうだ。
ラグビーワールドカップは、日本ではあまり話題にならなったし、知らなかった。
日本もうちょっと頑張れ!
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