あくまで私の場合

もし彼が私と出会わなければ
どんな人生を送っていたのかな
どんな人と出会っていたのかな
彼のご両親を喜ばせてあげることができたのかな


もし私がおばちゃんじゃなかったら

もし私に子どもがいなかったら

もし私がバツイチじゃなかったら……






こんな、得体の知れない「もし」に
常に襲われ


答えを出そうにも

もう取り返しがつかないところまで
来てしまっているような


そんな申し訳なさが
いつもこころのどこかに潜んでいます