起業のきっかけ①
http://ameblo.jp/pop-style/entry-10031558317.html
起業のきっかけ②
http://ameblo.jp/pop-style/entry-10031779766.html
起業のきっかけ③
http://ameblo.jp/pop-style/entry-10032143787.html
上記3つの続きとなります。
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会社幹部のNとSを会議室に呼び出した場面からの続きとなります。
2人とも「嫌な予感がする」という表情がありあり(笑)
基本的に社員が上司なり幹部なりを「相談がある」と、言って呼び出す理由って限られるじゃないですか?
それを感じ取っているからでしょうが、私も含め3人揃って表情が硬い。
でもこういう時に私は言いよどんだり、躊躇ったりはしない人なので
「会社を辞めようと思います」
結構あっさりと言いました。
動揺しまくるNとS。
「な、な、何、何、何、ひろみさん!?」
「落ち着いてよ」
「なん、いいよると!!」(熊本弁まるだし)
「いや、会社辞めようと・・・・」
「ちょっと待った!なんで?なんでよ?!」
「あ~~」
ここでまあ、一応今の自分の置かれている状況の説明をしました。
母の容態の事。
小学校に入学したばかりの子どもの事。
でも。
でもですね。
直接的な原因となったのは、確かに母の事がナンバーワンだし、子どもの事もそれに付随した形ではありますが、やはり重要な原因でした。
でも。
NとSに相談する時には、私の中にはもっと別の想いが宿っていたのです。
母や子どもの事は、私の中に在った『種』に水をやり、肥料をやっただけに過ぎなかったと・・・・・。
その『種』とは、その時の『会社の仕事のやり方に対する疑問と不満』
これだった訳です。
そこを押さえ込んで、無理して会社の為に頑張ろう!私はこの会社に骨を埋めるんだ!と意気込んでいた私がいました。
私は我侭だったのかもしれませんね。
傲慢だったのかもしれません。
自分勝手で、独りよがりの勘違い女だったのかもしれません。
いろいろ反省すべき点も沢山あった事でしょう。
しかし、それでも譲れない部分と、プライドと目標があったのです。
会社への不満の具体的な内容はさすがにブログに載せる訳にはいかないので、省略してしまいますが・・・・あくまでも「私」が感じていた事であって、他の企業では当たり前にまかり通っている事だったりするので100%私が正当だとか、そういう事では在りません。
逆に私が100%間違っていたかもしれないので、これはもう人それぞれの捉え方の結果だと思われてくださいませ。
NとSに対して、この時私がどこまで自分の正直な思いを伝えたのか・・・1年が経った今でははっきりと覚えていないのですが、多分、適当に家の事情を前面に押し出して誤魔化していたように思います。
結果、すんなりと話が進むはずもなく、Sが「取り敢えず、ひろみさんの気持ちは社長に俺から伝えます」と言って、この場は終わりました。
ちなみに社長は女性です。
しかし、その上には男性の会長がど~~~~~~んと控えています。
この2人を同時に納得させるのは至難の技だな・・・・・・・・・・・と私は、もれそうになるため息を堪えつつ。
この後襲い来る試練を何となく予感しながらも、「辞める」と伝えた事に満足感を覚えながら会社をあとにしたのでした。
その予感は当然はずれる事もなく。
(続く)