とっておきのケーキが食べたい時に
足を運ぶのは、
フランスの伝統菓子が評判のパティスリー
「アルカション」
お目当てのケーキは無かったものの
以前食べ損ねたものがあったので、
自分用に迷わず選んだのがコチラ

下から
サクサクホロホロの繊細なパイ生地、
ねっとりと甘く煮詰めたツヤツヤの林檎、
メレンゲの様なフワッフワの生クリーム、
仕上げに振り掛けられたシナモンが
ほんのり香る「タルトタタン」
甘味を抑えた生クリームは濃厚で、
それが林檎の濃縮された甘さと酸味を
まろやかに包み込み、
更には、香ばしいパイ生地の
細かなサクサク食感がアクセントなった
三位一体の美味しさ
シナモンもかすかに香る程度なので、
クセがなくて食べやすい♪
子供の頃はケーキを食べる時
まるで地層を一段ずつ削って、
採掘でもするかのように
上から順番にパーツごとに
食べ進めていく習慣がありました
もちろんパーツごとの味を
楽しむのもいいけれど、
コチラのケーキはそんな食べ方を
してはいけないとつくづく思います。
上から下までを一気にフォークですくって
全て同時に口にすることで、
一つの完成された味を楽しむことが
出来るのだと気付きました
その一口の中に広がる
甘味や酸味、香り、食感…
パティシェの計算され尽くした味わいに
ただ感動するばかりです
