小学生の頃、
クラスで
年に何回か開かれる
「縁日」というイベントが好きでした

これは
お店屋さんごっこのようなもので、
学期末に
授業に余裕がある時に開催される
人気のイベントでした。
各々グループを組んで
○○屋さんと称して
「ハンドメイドの何か」を
販売するのです。
販売といっても
牛乳キャップを
キレイに洗って乾かして作った
専用コインで
売買するのですが、
1~2ヶ月前から
その準備が始まると
わくわくしたものでした。
授業も
順調に予定通り進まないと
「縁日」が中止になってしまうので、
それまでは
皆、聞き分けが良かったし。
6年間、
どんなにクラスが替わっても
女の子は皆
ハンドメイドが大好きな子ばかりで
イベント間近になると
放課後は
家に集合してもらって
和気あいあいと
商品作りを楽しんでいました♪
紙粘土のオーナメントに
フエルトのマスコットとか
巾着袋&給食ナフキン、
ヘアゴムやヘアピン…
学年と共に
内容レベルも上がっていきましたが
開いたお店は
いつでも
「雑貨屋さん

女性の担任教師も、
クラスメイトが
折り紙で作ったお財布に
牛乳キャップのコインを入れて
「娘に何を買っていこう!?」
なんて
楽しそうに
お店巡りをしていた姿を
今でも覚えています。
ちなみに
男の子たちはと言うと
低学年の頃は
準備の時間内に作った
工作etcを並べていたようですが、
いつ頃からか
読み飽きた漫画やゲームソフトを
持ち寄って交換するという
「BOOK OFF」的なお店が多くなり、
あとは
ダーツや射的のようなゲームとか、
中には
幅1mm程の極細ラインで
脳ミソのような迷路を
ノートいっぱいに書き込むのが
得意な子がいて、
その子の迷路集を
何分でゴールに辿り着けるか
タイムを競うコーナーもありました。
「縁日」とは
皆がアイデアを出し合ったり
得意分野を発揮して、
それを互いに認めて楽しむ
貴重な時間でした

そんな経験が
今の
「ハンドメイド好き」
「雑貨好き」という
自分の素の1つになっている訳で
小学校では
大切な経験をさせてもらったなと
時々、思い出すのです。
先日、
その大好きな「雑貨」のお店で
こんなモノに一目惚れ

製菓用の
キノコの抜き型。

多分、
クッキー生地を抜く為には
使わないのだろうけど

それは一見
ムダ遣いのようかも知れない。
でも
私にとっての「雑貨」とは
自分の好きなように使うことが
シアワセで
ただ単に飾っておくだけでも
シアワセで。
そんなシアワセを集めた
雑貨屋さんを開いてみたいと
やっぱり
今でも憧れるのでした
