日中と夕方の気温差が大きくて
帰宅する頃にはジャケットが欠かせなくなった今日この頃。
急ぎ足で帰路につく途中
一瞬、ふわっと華やかな香りがして
思わず足を止めました。
ああ、もうこんな季節なのか…と
辺りを見回さずにはいられませんでした。
少し通り過ぎた家の入り口に
何気なく立ってた樹木に
ポツポツと小さな橙色の花。
いつの間にか
ふんわりキンモクセイの香り漂う季節になっていました。
キンモクセイの
花1つ1つは小さな星屑のようですが
香りの何て強いこと!
離れていても、香ってくる。
夕暮れに漂うキンモクセイ。
それは橙色に染まった
秋の夕焼けの香り。
近所の空き家の大きなキンモクセイ。
毎年、
華やかな香りを楽しませ、花が散ると
木の足元には
まあるい橙色のじゅうたんが広がって
道行く人の目を楽しませてくれます。
キンモクセイは
散っても
尚、愛らしい花です。