吾輩はコハクチョウである。

それも

おひとり様好きな

コハクチョウ。

群れなんてものは

無くてもいいのだ。

 

とか言いながら

少し背中が寂しげヨ。

 

 

 

そろそろ

陽が沈んでいくし

どうするんだ?

と、心配なんだけど

もう私は帰らねばならぬ・・・。

 

 

 

 

 

夕日は山の向こうへ。

 

 

 

 

 

それでも

いつまでも

名残惜しく

ピンクのマジックアワー。

 

 

 

後ろ髪ひかれながら

トボトボ歩いていたら・・・

 

 

 

 

遠くからコウコウ・・と

コハクチョウの声・・・。

 

聞き逃しません。

 

振り返ると

 

 

 

 

 

コハクチョウの一群が飛んできたではないですか!!

 

 

 

やったな。コハクチョウ君!

お父さんとお母さんが迎えに来てくれたぞ!!

お父さんとお母さんだけでなく

20羽以上のコハクチョウの集団が

おひとり様コハクチョウ君の上空を旋回。

 

圧巻の景色でした。

 

 

きっとコハクチョウ君も

みんなと一緒に飛び立ったに違いない。

もう目視できない距離まで離れてたので

 

そう・・・

自分に言い聞かせて

この日は河川敷を後にしたのでした。

 

 

 

もうね・・・

心配で心配で。

北帰行の季節は

何年たっても

苦手・・・(笑)

 

 

 

おひとり様コハクチョウ君のお話は

まだ続く・・・。

 

 

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