今週の月曜以来、久しぶりにクラスの全員が揃うというのに
感動の『か』の字もありゃしない。
まあ、いちいち感動されても困るけれども・・
だいたい、何故だか室内温度が暑い。
誰もが暑がってる。
なのに何故だか我慢比べのように誰一人として暑さを大声を出して訴えない。
(俺を含む)
集団からはみ出したくないのか。
でも俺もそうなのかもしれないかもしれないのかもしれない、いやそうじゃないと思いたいけどやっぱりそうなのかもしれないけど実は・・
うちのクラスというのは・・昼休みになると、沈黙を恐れてろくに会話もできない。そんなクラス。
そのクセ、普通の休み時間は絶え間なく喋る。
なんでもそうだけど、悪い点を挙げていけばきりがない。
じゃあ、良い点は?
うちのクラスには色んな個性を持った連中がわんさかいる。
音楽にしても美術にしても、勉強だって出来るほうだ。
それこそ、20年後の同窓会なんて相当なお偉いさんばかりになってるんじゃないか。
激しい個性は共存できない。
だから、お互い譲り合って、大衆化してるのかもしれない。
そういえば、文化祭のとき、個性がぶつかり合ったことがあったっけ。
あのときは壮絶だった。
俺にかかってくる一本の電話。
女子内の派閥。
一時はどうなるかと思ったけど、次の日顔出すと何事もなかったかのようにちゃーんとやってるんだな。
確か、妥協案で丸く収まったんだったと思う。
(どちらの曲でやるかもめてたんだけど、結局どちらともやることになった)
その分、音楽の編集を担当していた俺の仕事が増えたんだけど。
大人の対応もするし、プライドだってある。
高校三年生だからな。
いろんな意見が飛び交うけど、結局はみんな成功させようと思っていた。
みんなおんなじだ。
個性はバラバラで、将来の夢も大学もバラバラだけど
見ているものは同じなんじゃないかな。
そう思った。
みんなバラバラだけど根っこではつながっている。
竹みたいなものなのかもしれない。
うちのクラスは。
――――――
元委員長として、うちのクラスのことを書いてみた。
ちょうど、現・委員長が年誌に「うちのクラスがどんなクラスか?」って内容の記事を書いてたから
俺もやってみた。
けど、こんなの年誌には載せられないな笑
批判めいたことばっかり書いてるけど、俺はうちのクラスが好き。
だって、根っこでつながっているんだから。