リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、
オーンスタイン家。
そこには、二人の姉弟がいた。
姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。
弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。
性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、
仲睦まじく暮らしていた。
そんなある日、シオンは『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねる。
しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、
『まほう』という言葉自体を知らなかった。
ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、
何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、
この世には存在するはずもなく……。
その日から、
シオンは目に見えて落ち込んでしまう。
シオンを励ましたいと、
幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。
すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして――
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