ずっと忘れないようにここに記します。
まだ心の整理がつかないし、どこかに吐き出したいというだけなので、
文が乱れていたらすいません。

---------------------------------------------------------------------

一昨日、実家の猫のフランが遠い遠い場所へ旅立ちました。
4年というとても短い命でした。


15年連れ立ったミルク()が旅立って、その寂しさに耐え切れなかったあたしが次にお迎えした子。


子猫をお迎えに行くよ。



姪にそう告げると「私も子猫が欲しい」
そう言ったので、2人で千葉のブリーダーさん宅へお邪魔しました。



そこでお迎えしたのが、2匹の兄弟猫。
姪はフランを、あたしはノエルを一目で気に入ったので一緒にお迎え。
5兄弟だった彼らは偶然にも一番仲良しな2匹で、
お兄ちゃんのノエルはいつもベッタベタになるまでフランを舐め回していました。

頭のいい彼らは2世帯家族のうちでも自分の立ち位置をちゃんとわかってたように思います。
フランは姉家族に、ノエルはあたしの家族により懐いていたので。

フランは姪が大好きで夜8時になるといつも「寝る時間だよ」と
階段付近で鳴いてお知らせします。朝も6時に起こしに来るとってもいい子でした。



風邪も滅多に引かない2匹だったので、このまま長生きしてくれるだろうと
信じて疑いませんでした。(毎年健康診断は受けてます)


そんな中ちょうど一年前に今までの動物病院から他の病院に変更した時、
先天的に心臓が悪いと知らされました。
その時は信じられませんでしたが、体調を急激に崩したのは今年の春のこと。
腎不全でした。スコティッシュにはとても多い病気。
そしてなったらもう治らない病気です。

それから2日に一回の注射を打たなければならなくなりました。
3.5kgあった体重はみるみるうちに2kg台へ。
注射をしなければ1か月もたないこと、もっても夏までと。


この病気の子は痙攣し苦しみながら亡くなる子が殆どで、
でも限界まで最後の最後まで生きることに全うした子は苦しまずになくなるそうです。
ノエルは苦しむことなく天国へ逝ってくれました。
あたしたちとなるべく長く居る為に最後まで力を振り絞ってくれたんだなぁと
思います。


そして・・・。


今、一番の気がかりはノエルのこと。
この4年の間に結婚をして実家をでました。
たくさんたくさん悩んだけど、フランから引き離すのが可哀想で、
そして7人という大家族から2人家族になったらきっと
寂しくて弱っちゃうかも・・・そう思ってノエルは実家に託しました。


ノエル自身もフランが長くないことはわかってたみたいで、
それまで散々舐め回したり、ちょっかいを出したりしていたのに、
体調を崩してからは一切しなくなりました。
そして、それまで姪っ子と寝たりは殆どしなかった彼がフランが3Fへ上がれなくなった頃から
自分が引き継ぐように一緒に寝るようになったそうです。

昨日フランのお葬式を終えて実家に帰ると、
ノエルは昨日までフランの亡骸のあった場所にいて、そこから動こうとしませんでした。

そんなノエルを見るのが一番辛いです。

正直、猫のいる我が家へ連れて来たい気持ちは大きい。
でもフランがいない今、ノエルまでいなくなったら実家の家族はもっと悲しむし、
ノエル自身においてもそれがいいことなのかわからない。
とっても難しい問題です。


4年間というとっても短い命でした。
みんなでこれでもかっていうくらい可愛がってきました。
悔いがないって言ったら嘘になるけど、きっと幸せに思っててくれたと信じてます。
家族たちにもたくさんの癒しと幸せをくれました。
フランと家族になれてうれしかった。

だから、たくさんたくさんありがとう。
もう痛い思いをしなくていいから、ゆっくり休んでね。