『パイレーツ・ロック / The Boat That Rocked』 ★★☆☆☆ (2009 イギリス)
監督・脚本 リチャード・カーティス
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン トム・スターリッジ リス・エヴァンス

1960年代、まだイギリスに民放ラジオが存在せずポピュラーミュージックの放送が制限されていた時代に、北海からロック音楽を流して人気を集めていた「海賊ラジオ局」を取り巻く若者と政府のお話。主人公の少年がラジオ局の船に訪れるシーンから物語がはじまります。個性的なおじさんDJ達に囲まれてその少年の成長を描くと思ったら、なにも成長しない!ずっともの静かな少年のまま。群像劇としても中途半端な個性のDJ達ばかりで、心に響くようなドラマもなし。そして脇役の名優フィリップ・シーモア・ホフマンを使いこなせてもいませんでした。ありがちかもしれませんが、ジャック・ブラックやジム・キャリーのような灰汁のつよいキャラクターが必要だったかも。でもそこでアメリカからの助っ人をホフマンに選ぶのがイギリス人の感性な気がします。
Kinks、Small Faces、The Who などの60年代のビートロックをかけるラジオ局を舞台にした話だったらもっと面白く出来るはず!!!とても残念…DJ達の話だから少し違いますが、イギリス版『アメリカン・グラフィティー』にしてほしかったです。リスナーにもドラマ性を与えてもよかったのでは…?人物にも物語にも奥行きが必要です。
物語になった船から配信する海賊ラジオ局は64年から67年にかけ存在していたみたいです。「ラジオ・キャロライン」を皮切りに、「ラジオ・ロンドン」「ラジオ355」など洋上に数局誕生しました。

radio caroline
イギリスの海賊ラジオ局に関しては、このサイト(click here) に詳しく書いてありました。
さて、次見る映画は同じリチャード・カーティス監督の『ラブ・アクチュアリー』!楽しみ!
監督・脚本 リチャード・カーティス
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン トム・スターリッジ リス・エヴァンス

1960年代、まだイギリスに民放ラジオが存在せずポピュラーミュージックの放送が制限されていた時代に、北海からロック音楽を流して人気を集めていた「海賊ラジオ局」を取り巻く若者と政府のお話。主人公の少年がラジオ局の船に訪れるシーンから物語がはじまります。個性的なおじさんDJ達に囲まれてその少年の成長を描くと思ったら、なにも成長しない!ずっともの静かな少年のまま。群像劇としても中途半端な個性のDJ達ばかりで、心に響くようなドラマもなし。そして脇役の名優フィリップ・シーモア・ホフマンを使いこなせてもいませんでした。ありがちかもしれませんが、ジャック・ブラックやジム・キャリーのような灰汁のつよいキャラクターが必要だったかも。でもそこでアメリカからの助っ人をホフマンに選ぶのがイギリス人の感性な気がします。
Kinks、Small Faces、The Who などの60年代のビートロックをかけるラジオ局を舞台にした話だったらもっと面白く出来るはず!!!とても残念…DJ達の話だから少し違いますが、イギリス版『アメリカン・グラフィティー』にしてほしかったです。リスナーにもドラマ性を与えてもよかったのでは…?人物にも物語にも奥行きが必要です。
物語になった船から配信する海賊ラジオ局は64年から67年にかけ存在していたみたいです。「ラジオ・キャロライン」を皮切りに、「ラジオ・ロンドン」「ラジオ355」など洋上に数局誕生しました。

radio caroline
イギリスの海賊ラジオ局に関しては、このサイト(click here) に詳しく書いてありました。
さて、次見る映画は同じリチャード・カーティス監督の『ラブ・アクチュアリー』!楽しみ!
『フローズン・タイム / cashback』 ★★★★☆ (2006 イギリス)
監督・脚本 ショーン・エリス 撮影 アンガス・ハドソン
出演 ショーン・ビガースタッフ エミリア・フォックス

最近、沢山の映画を見ています。見たら忘れないためにもこのレビューに書こうと思ってはいるのですが、なかなか筆が進まない時もあります。特につまらない映画に出くわした時には、レビューが愚痴になってしまいそうです。50ページ読んでもつまらない小説は脳が読むことを拒否してしまうので、読み進めるのは難しいですが、映画の場合、つまらなくても再生しておけばとりあえず受動的に脳に入ってくるので2時間我慢するようにしています。近所のTSUTAYAで4本レンタル1000円のサービスをしているので、4本借りてくることが多いのですが、ついこの間は4本とも駄作で悲しくなりました。そこまで悲しくなると、レビューを書く気力もありませんでした…その映画は『銀河ヒッチハイク』、『バッド・エデュケーション』、『スーパーサイズミー』、『オー・ブラザー!』。いわゆる著名な監督の作品もありますが…自分の肌には合いませんでした。
今回、偶然出会った作品は『フローズン・タイム』。まったく知らなかった映画でしたが、パッケージデザインに惹かれてレンタル。監督はヴォーグやハーパース・バザーで活躍する写真家のショーン・エリス。物語は失恋のショックで不眠症になった主人公が、深夜のスーパーマーケットでのアルバイトをはじめ、不眠症がエスカレートして、ついには自分以外の時間が止まってしまうお話。時が止まっ世界の演出や、ほぼスーパーマーケットで進行する物語はとてもこじんまりとしていますが、スタイリッシュに世界観が構築されていて引き込まれました。さすが写真家の監督。静止(スチール)の美学をわかっています。そして、美しい画に反するような、主人公のナイーブな恋愛感が情けなくて面白いです。

不眠症って設定っていいな。そして時が止まった世界で好きな人の絵をひたすら描く主人公の美術学生がかわいいな。時がとまっても結局は、いつも通り絵をかいているって!
監督のショーン・エリスが気になって写真集を探してみたら、一冊だけ出版されていました。でもちょっと高額…ほしいな。



365-A Year in Fashion / Sean Ellis
監督・脚本 ショーン・エリス 撮影 アンガス・ハドソン
出演 ショーン・ビガースタッフ エミリア・フォックス

最近、沢山の映画を見ています。見たら忘れないためにもこのレビューに書こうと思ってはいるのですが、なかなか筆が進まない時もあります。特につまらない映画に出くわした時には、レビューが愚痴になってしまいそうです。50ページ読んでもつまらない小説は脳が読むことを拒否してしまうので、読み進めるのは難しいですが、映画の場合、つまらなくても再生しておけばとりあえず受動的に脳に入ってくるので2時間我慢するようにしています。近所のTSUTAYAで4本レンタル1000円のサービスをしているので、4本借りてくることが多いのですが、ついこの間は4本とも駄作で悲しくなりました。そこまで悲しくなると、レビューを書く気力もありませんでした…その映画は『銀河ヒッチハイク』、『バッド・エデュケーション』、『スーパーサイズミー』、『オー・ブラザー!』。いわゆる著名な監督の作品もありますが…自分の肌には合いませんでした。
今回、偶然出会った作品は『フローズン・タイム』。まったく知らなかった映画でしたが、パッケージデザインに惹かれてレンタル。監督はヴォーグやハーパース・バザーで活躍する写真家のショーン・エリス。物語は失恋のショックで不眠症になった主人公が、深夜のスーパーマーケットでのアルバイトをはじめ、不眠症がエスカレートして、ついには自分以外の時間が止まってしまうお話。時が止まっ世界の演出や、ほぼスーパーマーケットで進行する物語はとてもこじんまりとしていますが、スタイリッシュに世界観が構築されていて引き込まれました。さすが写真家の監督。静止(スチール)の美学をわかっています。そして、美しい画に反するような、主人公のナイーブな恋愛感が情けなくて面白いです。

不眠症って設定っていいな。そして時が止まった世界で好きな人の絵をひたすら描く主人公の美術学生がかわいいな。時がとまっても結局は、いつも通り絵をかいているって!
監督のショーン・エリスが気になって写真集を探してみたら、一冊だけ出版されていました。でもちょっと高額…ほしいな。



365-A Year in Fashion / Sean Ellis
ばくだん‐ていきあつ 【爆弾低気圧】
中心気圧が24時間で、(sinφ/sin60°)×24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧のこと。暴風や高波、大雪をもたらし、急速に発達するため、対応の遅れなどから各地に甚大な被害をもたらすことがある。
◆φは緯度で、(sinφ/sin60°)×24hPaは緯度によって基準値が変化する。例えば北緯40度(秋田付近)なら17.8hPa/24hが基準となる。気象庁では使用を控える用語の扱いで、「急速に発達する低気圧」などと言い換える、としている。
「爆弾低気圧」にはこんな定義があるみたい。近年良く聞く「ゲリラ豪雨」とか「爆弾低気圧」という言葉は物物しくて、不謹慎ながらどこかワクワクしてしまいます。
今日は午後から大荒れの天気でした。昨日の夜、Twitterで知った今日の天気。関東は大荒れになるので「外出するな!」ということでした。それでも日本の企業戦士達は勇敢に出社。「♪雨がふったらおやすみで」の「カメハメハ」の歌ではありませんが、ニュースで警戒を呼びかけているんだから、休みでもいいのに…
現在、東京は夜の11時。
風と雨は止み、なま暖かい空気が夜を包んでいます。そして星がいつもより綺麗です。嵐の過ぎた後はいつもより街が静かに感じて好きな時間。さて映画でも見るか。あっ、『台風クラブ』がみたいな…。

中心気圧が24時間で、(sinφ/sin60°)×24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧のこと。暴風や高波、大雪をもたらし、急速に発達するため、対応の遅れなどから各地に甚大な被害をもたらすことがある。
◆φは緯度で、(sinφ/sin60°)×24hPaは緯度によって基準値が変化する。例えば北緯40度(秋田付近)なら17.8hPa/24hが基準となる。気象庁では使用を控える用語の扱いで、「急速に発達する低気圧」などと言い換える、としている。
「爆弾低気圧」にはこんな定義があるみたい。近年良く聞く「ゲリラ豪雨」とか「爆弾低気圧」という言葉は物物しくて、不謹慎ながらどこかワクワクしてしまいます。
今日は午後から大荒れの天気でした。昨日の夜、Twitterで知った今日の天気。関東は大荒れになるので「外出するな!」ということでした。それでも日本の企業戦士達は勇敢に出社。「♪雨がふったらおやすみで」の「カメハメハ」の歌ではありませんが、ニュースで警戒を呼びかけているんだから、休みでもいいのに…
現在、東京は夜の11時。
風と雨は止み、なま暖かい空気が夜を包んでいます。そして星がいつもより綺麗です。嵐の過ぎた後はいつもより街が静かに感じて好きな時間。さて映画でも見るか。あっ、『台風クラブ』がみたいな…。

『リトル・ランボーズ / SON OF A RAMBOW』 ★★★★☆(2007 イギリス)
監督・脚本 ガース・ジェニングス 製作 ニック・ゴールドスミス
出演 ビル・ミルナー ウィル・ポールター
制作 ハンマー&トングス

1982年のイギリス。父親の居ない11歳の気弱な少年、ウィル・プラウドフットは規律の厳しい教会の影響下で育てられ、テレビや映画などの娯楽を一切禁じられていた。ウィルの唯一の娯楽は空想し、ノートなどに落書きをすることだった。そんな彼はある日、学校一の悪童であるリー・カーターと知り合う。彼もまた父親が居らず、更に母親も家を空けがちだったために必然的に自立しなければならず、子供らしい遊びができなかった。性格は正反対だが似たような状況下にある二人はすぐに意気投合し、そしてある時カーターの家で映画『ランボー』を観ることになる。ウィルは生まれて初めて観た映画に感激し、ランボーに憧れを抱くようになる。そしてウィルはカーターが自主制作しようとしていた映画に「ランボーの息子」として主演することを提案し、二人は撮影を始める。
Facebookで友達が大絶賛していたのでレンタル。確かにいい映画でした。少年が青年に変わって行く狭間の物語は、触れ込み通り『スタンドバイミー』を見ているような気分になりました。撮影の仕方も音楽もハリウッド映画的でウエルメイド。ストーリーが中だるみした感も否めませんが、たまに入ってくるアニメーション演出はポップで可愛くミュージックビデオのようでした。
ついこの間みた『スーパー8』でも子供達が映画をつくっていましたが、今回もチープでかわいい映画が最後に出来上がりました。『スーパー8』ではロメロの『ゾンビ』でしたが、この映画では『ランボー』!時代設定の1982年は自分が6歳の時…まだ洋画を見るような年齢ではありませんでしたが、自分が小学校時代に一番好きだったスターはまさしくスタローンでした。事実、監督のガース・ジェニングスは1972年生まれで、幼少時代に『ランボー』の映画を撮っていたようです。その監督のノスタルジーがつまった映画です。
エピローグで流れる子供達がつくった『Son of Rambow』に感動した直後に出てきたスタッフの名前にサプライズ!「a Hammer & Tongs film」が制作がだったとは!ミュージックビデオをつくっている人なら誰もが知っている名前です。有名な作品でいうとBlur『Coffe & TV』、Fatboy Slim『Right Here, Right Now』、R.E.M.『Imitaion of Life』などなど…ポップでどこかシニカルな演出が好きでした。自分のアンテナが伸びていなかっただけですが、映画をつくっていたんですね!嬉しいです!
この映画を見ている時にミシェル・ゴンドリーの『僕らの未来へ逆回転』を思い出しました。同じ「映画の中で映画をつくる」というモチーフ。でもミシェル・ゴンドリーはどうしても映画をエンターテインメントに昇華できない監督。その点、ハンマー&トングスのハリウッド指向にミュージックビデオの感覚を演出できるので、これから楽しみです。
同じミュージックビデオの演出家として、もし自分が「映画の中で映画をつくる」演出をするならば、何をモチーフにするのだろう?と考えました。自分の幼少時代の映画体験…邦画なら大林宣彦監督。洋画ならジョン・ヒューズ監督。そうときたらやはり恋愛映画なのかもしれません。「映画の中で恋愛映画をつくる」面白そうなモチーフです。倦怠期の役者同士の恋人がおあつい恋愛映画の主人公になる話だとか…大林映画やヒューズ映画のように高校生が主人公で、クラスのマドンナを起用して映画を撮る話だとか…楽しそうです。最近、いろいろと映画を見ていますが自分のルーツはそこにあることを再確認。
さてさて、リトル・ランボーズのサイトにハンマー&トングスのミュージックビデオがアップされてたので是非!チェックしてみてください。自分がこの監督に出会ったのは下の画像のBlur『Coffe & TV』!

Hammer & Tongs's MUSIC VIDEO
監督・脚本 ガース・ジェニングス 製作 ニック・ゴールドスミス
出演 ビル・ミルナー ウィル・ポールター
制作 ハンマー&トングス

1982年のイギリス。父親の居ない11歳の気弱な少年、ウィル・プラウドフットは規律の厳しい教会の影響下で育てられ、テレビや映画などの娯楽を一切禁じられていた。ウィルの唯一の娯楽は空想し、ノートなどに落書きをすることだった。そんな彼はある日、学校一の悪童であるリー・カーターと知り合う。彼もまた父親が居らず、更に母親も家を空けがちだったために必然的に自立しなければならず、子供らしい遊びができなかった。性格は正反対だが似たような状況下にある二人はすぐに意気投合し、そしてある時カーターの家で映画『ランボー』を観ることになる。ウィルは生まれて初めて観た映画に感激し、ランボーに憧れを抱くようになる。そしてウィルはカーターが自主制作しようとしていた映画に「ランボーの息子」として主演することを提案し、二人は撮影を始める。
Facebookで友達が大絶賛していたのでレンタル。確かにいい映画でした。少年が青年に変わって行く狭間の物語は、触れ込み通り『スタンドバイミー』を見ているような気分になりました。撮影の仕方も音楽もハリウッド映画的でウエルメイド。ストーリーが中だるみした感も否めませんが、たまに入ってくるアニメーション演出はポップで可愛くミュージックビデオのようでした。
ついこの間みた『スーパー8』でも子供達が映画をつくっていましたが、今回もチープでかわいい映画が最後に出来上がりました。『スーパー8』ではロメロの『ゾンビ』でしたが、この映画では『ランボー』!時代設定の1982年は自分が6歳の時…まだ洋画を見るような年齢ではありませんでしたが、自分が小学校時代に一番好きだったスターはまさしくスタローンでした。事実、監督のガース・ジェニングスは1972年生まれで、幼少時代に『ランボー』の映画を撮っていたようです。その監督のノスタルジーがつまった映画です。
エピローグで流れる子供達がつくった『Son of Rambow』に感動した直後に出てきたスタッフの名前にサプライズ!「a Hammer & Tongs film」が制作がだったとは!ミュージックビデオをつくっている人なら誰もが知っている名前です。有名な作品でいうとBlur『Coffe & TV』、Fatboy Slim『Right Here, Right Now』、R.E.M.『Imitaion of Life』などなど…ポップでどこかシニカルな演出が好きでした。自分のアンテナが伸びていなかっただけですが、映画をつくっていたんですね!嬉しいです!
この映画を見ている時にミシェル・ゴンドリーの『僕らの未来へ逆回転』を思い出しました。同じ「映画の中で映画をつくる」というモチーフ。でもミシェル・ゴンドリーはどうしても映画をエンターテインメントに昇華できない監督。その点、ハンマー&トングスのハリウッド指向にミュージックビデオの感覚を演出できるので、これから楽しみです。
同じミュージックビデオの演出家として、もし自分が「映画の中で映画をつくる」演出をするならば、何をモチーフにするのだろう?と考えました。自分の幼少時代の映画体験…邦画なら大林宣彦監督。洋画ならジョン・ヒューズ監督。そうときたらやはり恋愛映画なのかもしれません。「映画の中で恋愛映画をつくる」面白そうなモチーフです。倦怠期の役者同士の恋人がおあつい恋愛映画の主人公になる話だとか…大林映画やヒューズ映画のように高校生が主人公で、クラスのマドンナを起用して映画を撮る話だとか…楽しそうです。最近、いろいろと映画を見ていますが自分のルーツはそこにあることを再確認。
さてさて、リトル・ランボーズのサイトにハンマー&トングスのミュージックビデオがアップされてたので是非!チェックしてみてください。自分がこの監督に出会ったのは下の画像のBlur『Coffe & TV』!

Hammer & Tongs's MUSIC VIDEO
『カメレオンマン / Zelig』 ★★☆☆☆ (1983 アメリカ)
監督・脚本 ウッディー・アレン 撮影 ゴードン・ウィリス
出演 ウッディー・アレン ミア・ファロー

1920年代ニューヨーク、自分のいる環境によって白人にも東洋人にも黒人にも変身してしまう不思議なユダヤ人ゼリグが精神病院に収監された。精神科医のユードラ・フレッチャー博士が診察すると、ゼリグは“精神科医”になってしまう始末。「自分を変えてしまう男」として一躍マスコミの寵児となったゼリグだが、義姉のおかげで見世物にされ、アメリカ中にカメレオン・グッズが氾濫。だが、有名になるにつれ、変身したときに犯した重婚や偽診療の罪に問われたゼリグは失踪してしまう。ゼリグと婚約していたフレッチャー博士は必死で彼を探し、ついにニュース映画の中でゼリグを発見する。なんとゼリグはナチ党員に変身しヒトラーの側近になっていたのだ……。人に好かれるために他人に変身してしまう“架空の人物”を描いた抱腹絶倒のフェイク・ドキュメンタリー・コメディ。
この映画もモキュメンタリー映画を探していて出会った映画でした。現代(1983年公開)から、1920年代を回想する映画なので、実在する白黒のニュースフィルムが使用され主人公のゼリグが登場するシーンはダメージ加工され、過去のフィルムとのマッチングが違和感なく演出されていました。しかしこの映画はほとんどが過去シーンなので、永遠に古いニュースフィルムを見せられることに…。正直、見始めて30分ぐらいで飽きてしまいました。
唯一、面白く感じられた演出は過去の有名人との共演でした。特にヒトラーと恍けたウッディー・アレンとの共演は面白い!『フォレスト・ガンプ』や日清カップヌードルの元ネタはこの映画でした。
監督・脚本 ウッディー・アレン 撮影 ゴードン・ウィリス
出演 ウッディー・アレン ミア・ファロー

1920年代ニューヨーク、自分のいる環境によって白人にも東洋人にも黒人にも変身してしまう不思議なユダヤ人ゼリグが精神病院に収監された。精神科医のユードラ・フレッチャー博士が診察すると、ゼリグは“精神科医”になってしまう始末。「自分を変えてしまう男」として一躍マスコミの寵児となったゼリグだが、義姉のおかげで見世物にされ、アメリカ中にカメレオン・グッズが氾濫。だが、有名になるにつれ、変身したときに犯した重婚や偽診療の罪に問われたゼリグは失踪してしまう。ゼリグと婚約していたフレッチャー博士は必死で彼を探し、ついにニュース映画の中でゼリグを発見する。なんとゼリグはナチ党員に変身しヒトラーの側近になっていたのだ……。人に好かれるために他人に変身してしまう“架空の人物”を描いた抱腹絶倒のフェイク・ドキュメンタリー・コメディ。
この映画もモキュメンタリー映画を探していて出会った映画でした。現代(1983年公開)から、1920年代を回想する映画なので、実在する白黒のニュースフィルムが使用され主人公のゼリグが登場するシーンはダメージ加工され、過去のフィルムとのマッチングが違和感なく演出されていました。しかしこの映画はほとんどが過去シーンなので、永遠に古いニュースフィルムを見せられることに…。正直、見始めて30分ぐらいで飽きてしまいました。
唯一、面白く感じられた演出は過去の有名人との共演でした。特にヒトラーと恍けたウッディー・アレンとの共演は面白い!『フォレスト・ガンプ』や日清カップヌードルの元ネタはこの映画でした。
『小悪魔はなぜモテる?! / Easy A 』 ★★☆☆☆ (2010 アメリカ)
監督 ウィル・グラック 脚本 バート・V・ロイヤル
出演 エマ・ストーン

非モテ系女子オリーヴは、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。 オリーヴは小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。 そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッチな小悪魔」としてのレッテルが貼られる。ある日、心優しいオリーヴは人助けにと、自分のキャラを利用して、ゲイ疑惑でいじめられているブランドンを”偽装エッチ“で助ける。 すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい…
ジョン・ヒューズへのオマージュもあるハイスクールムービー!そして、評判も悪くない映画で期待していましたが、なにか物足りない…。PCのカメラに語りかける主人公のシーンから映画が始まる感じは、観客に語りかける映画『フェリスはある朝突然に』を思い出しました。世界感はとても好きなんですが、エマ・ストーンの脇を固める俳優をもっと個性的にすれば、ジョン・ヒューズ的になったかも。特に味のあるはみだし者の同級生が必要。そして、何よりもこの映画では恋愛を描けていないからつまらい。やはりジョン・ヒューズのファンはどんでん返しの恋愛を期待してしまいます。クライマックスの熱唱シーンも良かったものも『フェリス…』の『Twist & Shout』とは比べ物にはなりませんでした。
そして、翻訳が酷かったです。文字の制限があるから仕方ないかもしれませんが、ジョン・ヒューズの映画が本編でインサートされ、それについて語っているシーンでも映画のタイトルが翻訳されてない!!!そして、邦題の『小悪魔はなぜモテる?! 』ってタイトルが内容とまったくあっていない…。もしかしたら映画がつまらくなっているのは配給会社の責任かもしれません。吹き替え版で見ればよかったかな…。ちなみに原題の『Easy A』は『緋文字(ひもんじ)』というアメリカの古い小説をモチーフにつけられたタイトルです。
やっぱりアメリカンハイスクールものは大好きなジャンル。自分の映画体験のルーツかもしれません。
監督 ウィル・グラック 脚本 バート・V・ロイヤル
出演 エマ・ストーン

非モテ系女子オリーヴは、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。 オリーヴは小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。 そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッチな小悪魔」としてのレッテルが貼られる。ある日、心優しいオリーヴは人助けにと、自分のキャラを利用して、ゲイ疑惑でいじめられているブランドンを”偽装エッチ“で助ける。 すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい…
ジョン・ヒューズへのオマージュもあるハイスクールムービー!そして、評判も悪くない映画で期待していましたが、なにか物足りない…。PCのカメラに語りかける主人公のシーンから映画が始まる感じは、観客に語りかける映画『フェリスはある朝突然に』を思い出しました。世界感はとても好きなんですが、エマ・ストーンの脇を固める俳優をもっと個性的にすれば、ジョン・ヒューズ的になったかも。特に味のあるはみだし者の同級生が必要。そして、何よりもこの映画では恋愛を描けていないからつまらい。やはりジョン・ヒューズのファンはどんでん返しの恋愛を期待してしまいます。クライマックスの熱唱シーンも良かったものも『フェリス…』の『Twist & Shout』とは比べ物にはなりませんでした。
そして、翻訳が酷かったです。文字の制限があるから仕方ないかもしれませんが、ジョン・ヒューズの映画が本編でインサートされ、それについて語っているシーンでも映画のタイトルが翻訳されてない!!!そして、邦題の『小悪魔はなぜモテる?! 』ってタイトルが内容とまったくあっていない…。もしかしたら映画がつまらくなっているのは配給会社の責任かもしれません。吹き替え版で見ればよかったかな…。ちなみに原題の『Easy A』は『緋文字(ひもんじ)』というアメリカの古い小説をモチーフにつけられたタイトルです。
やっぱりアメリカンハイスクールものは大好きなジャンル。自分の映画体験のルーツかもしれません。
『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界 / It's All Gone Pete Tong 』★★★★★ (カナダ2005)
監督・脚本 マイケル・ドース 撮影 バーラージュ・ボリゴ
出演 ポール・ケイ ベアトリス・バタルダ

最近、フェイクドキュメンタリーとインタビュー形式の映画を探しています。そこで出会ったのがこの映画。wikipediaでモキュメンタリーを調べたら紹介されていました。地中海の楽園イビザのトップDJが聴覚を奪われドラッグに溺れてから再起するまでのお話。
第三者へのインタビューでフランキー・ワイルドの輪郭をつくっていく構成はドキュメンタリー形式でしたが、実際はモキュメンタリーではありませんでした。普通に物語進行の映画でした。映画の冒頭に「baced on true story…」とつけることでリアル感を演出したかったのでしょうが、こんな話聞いたことないな(笑)
そして本編。最高でした。「音を失う」感覚って普段想像したこともありませんが、その感覚をリアルに映像で表現していました。観客も無音を体験し、記憶の中にある音像を取り戻すまでの「視覚」と「聴覚」の演出が素晴らしい!そしてダメな男を見事に演じきったポール・ケイ。この映画でしかこの役者さんを知らないので、本当にダメ人間に見えます。
物語の最後にBEACH BOYSのある曲が流れました。物語の展開の素晴らしさとその曲のマッチ感が最高で、音がインサートされた瞬間に涙がこぼれそうになりました。なんでBEACH BOYSの曲はこんなにドラマチックなんだろう。『ブギー・ナイツ』で流れた『GOD ONLY KNOWS』もよかったな…

Beach Boys / PET SOUNDS
原題は『It's All Gone Pete Tong』!?よくわからなかったので由来を調べてみました。
この「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」のタイトル「It's All Gone Pete Tong」のPete Tong(ピート・トン)は実在のロンドンDJですが、"wife=my war and strife"のように、単に"Cockney"(ロンドン下町言葉)の語呂合わせであり、「It's All Gone Pete Tong=It has all gone wrong.」 go wrongは"間違った方向に向かう"ですが、"みなこけた"とか"全てがおかしくなった"という意味だそうです。 DJ・ピート・トンの悪口では有りませんし、ピート・トンについての映画でもありませんが、Manumission、Playa d'en Bossa、Pure Pacha、Es Vedra、Renaissanceなどのクラブが出てくるのでイビザに馴染みの人々には嬉しいかも知れません。
監督・脚本 マイケル・ドース 撮影 バーラージュ・ボリゴ
出演 ポール・ケイ ベアトリス・バタルダ

最近、フェイクドキュメンタリーとインタビュー形式の映画を探しています。そこで出会ったのがこの映画。wikipediaでモキュメンタリーを調べたら紹介されていました。地中海の楽園イビザのトップDJが聴覚を奪われドラッグに溺れてから再起するまでのお話。
第三者へのインタビューでフランキー・ワイルドの輪郭をつくっていく構成はドキュメンタリー形式でしたが、実際はモキュメンタリーではありませんでした。普通に物語進行の映画でした。映画の冒頭に「baced on true story…」とつけることでリアル感を演出したかったのでしょうが、こんな話聞いたことないな(笑)
そして本編。最高でした。「音を失う」感覚って普段想像したこともありませんが、その感覚をリアルに映像で表現していました。観客も無音を体験し、記憶の中にある音像を取り戻すまでの「視覚」と「聴覚」の演出が素晴らしい!そしてダメな男を見事に演じきったポール・ケイ。この映画でしかこの役者さんを知らないので、本当にダメ人間に見えます。
物語の最後にBEACH BOYSのある曲が流れました。物語の展開の素晴らしさとその曲のマッチ感が最高で、音がインサートされた瞬間に涙がこぼれそうになりました。なんでBEACH BOYSの曲はこんなにドラマチックなんだろう。『ブギー・ナイツ』で流れた『GOD ONLY KNOWS』もよかったな…

Beach Boys / PET SOUNDS
原題は『It's All Gone Pete Tong』!?よくわからなかったので由来を調べてみました。
この「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」のタイトル「It's All Gone Pete Tong」のPete Tong(ピート・トン)は実在のロンドンDJですが、"wife=my war and strife"のように、単に"Cockney"(ロンドン下町言葉)の語呂合わせであり、「It's All Gone Pete Tong=It has all gone wrong.」 go wrongは"間違った方向に向かう"ですが、"みなこけた"とか"全てがおかしくなった"という意味だそうです。 DJ・ピート・トンの悪口では有りませんし、ピート・トンについての映画でもありませんが、Manumission、Playa d'en Bossa、Pure Pacha、Es Vedra、Renaissanceなどのクラブが出てくるのでイビザに馴染みの人々には嬉しいかも知れません。


