ふと見上げた空はもう高くて
火照った額を掠める風は冷たくて
深緑の木々は赤みを帯びて

ああ
またこの季節が来たんだなと
思う



気を緩めたら
何かが崩れそうで
悔しくて腹立たしくって
心細くて切なくて


目を瞑ったら
余計に秋の気配を感じた





流れるように時間は過ぎて
たくさんのことを浄化してくれるけど
それがとても心強い味方な日もあれば
意地悪くほくそ笑む悪魔みたいな日もある



5秒に感じられる1時間も
500万時間に感じられる1時間も
結局は同じ1時間で



どんなに苦しくって
切なくって
やるせない日も


朝がきて歯を磨いて
ご飯を食べてお風呂に入って
お布団で眠って夢を見て
気づけばまた
朝が来る


なんてことない
普通の毎日が
普通に続く
普通に



そういう風に
できてる



昨日覚えていたことを
今日も思い出せるとは限らないし
明日は忘れているかもしれないし
明後日には思い出すかもしれない


そんなの誰にもわからない


一つ明白なのは
私が生きているということ



生きている限り
私は誰かを愛すし
愛されたいと願うということ









だから私、
前向きにチャラつきます!!!!



人生は一度きりだし
青春と呼べる時間のタイムリミットはあと僅かだし
冬はもうそこまで来ているし。










訝しげな私は相変わらず
考えているふりをしているし








街にはドボドボと
みかんが降ってきたし
僕らは踏み潰して
蹴りながらキスをしたし
ギラギラ照りつける
灼熱の太陽
それを照り返す火照ったアスファルト
静かに揺れる深緑の芝生

逃げ遅れてしまって呆然と漂う熱を
かくまっている優しい夕方と
鈴虫が大合唱を奏でる穏やかな夜



『暑いね暑いね』と
飽きもせず繰り返すわたしに
飽きもせず微笑みながら
ただ頷いてくれるあなたが
なにより愛おしくて
わざと
『暑いね』って繰り返した














みたいな!!!
そんな恋愛がしたい!!!
妄想わっしょい!



夏が終わったようですね

夏って
チャラ男に似てる



ずかずかと土足で踏み込んで来ては
我が物顔で胡座をかいて居座って
狂おしいくらいにその存在感を発揮して
最初は嫌悪すら感じるのに
いつのまにかそれが当たり前になっていて
居心地の良ささえ感じ始めたころには
なんの躊躇いもなく去っていく
一瞬にして
たくさんの思い出と
大きな爪痕を遺して


ぽっかりと空いた穴のような寂しさだけが
あなたの存在が確かなものだったことの
証明みたいに






太陽はもう
疲れちゃったのかな











毎年あたしの誕生日が過ぎると
夏はあっっっっっ(゚o゚)
っと言う間に過ぎ去っていくのですよ



煩わしい暑さを恋しく思う
エゴイズムも飲み込んで

秋が来ます


『亜季』が来ます




私の名前の候補に

『夏生(なつお)』というのがあったらしい

そんな安易な名前付けられなくてよかったDASH!


あ!
秋生まれの亜季さんごめんなさいw



ちなみに小学生の頃
お母さんに自分の名前の由来を聞いてみよう!
という宿題が出て
わくわくしながら母に聞きに行ったところ


『そんなのないわよ!!!!!笑』

とばっさり切り返されて
幼心に少し傷付いたのを
今でも覚えています



どんなに安易でも
由来がない名前よりはましですよ、ええ。






私が子供を生んだ暁には
きちんとした由来を持たせようと
心に固く誓った若き日の出来事でした
















ほなな。