ふと見上げた空はもう高くて
火照った額を掠める風は冷たくて
深緑の木々は赤みを帯びて

ああ
またこの季節が来たんだなと
思う



気を緩めたら
何かが崩れそうで
悔しくて腹立たしくって
心細くて切なくて


目を瞑ったら
余計に秋の気配を感じた





流れるように時間は過ぎて
たくさんのことを浄化してくれるけど
それがとても心強い味方な日もあれば
意地悪くほくそ笑む悪魔みたいな日もある



5秒に感じられる1時間も
500万時間に感じられる1時間も
結局は同じ1時間で



どんなに苦しくって
切なくって
やるせない日も


朝がきて歯を磨いて
ご飯を食べてお風呂に入って
お布団で眠って夢を見て
気づけばまた
朝が来る


なんてことない
普通の毎日が
普通に続く
普通に



そういう風に
できてる



昨日覚えていたことを
今日も思い出せるとは限らないし
明日は忘れているかもしれないし
明後日には思い出すかもしれない


そんなの誰にもわからない


一つ明白なのは
私が生きているということ



生きている限り
私は誰かを愛すし
愛されたいと願うということ









だから私、
前向きにチャラつきます!!!!



人生は一度きりだし
青春と呼べる時間のタイムリミットはあと僅かだし
冬はもうそこまで来ているし。










訝しげな私は相変わらず
考えているふりをしているし








街にはドボドボと
みかんが降ってきたし
僕らは踏み潰して
蹴りながらキスをしたし