タイへ出発まであと一週間を切った。
滞在期間は約一ヶ月。

長いなあ。。
一ヶ月も旅行するなんて初めてだ。
しかも仕事の出張とか語学留学とか自慢できるような目的があるわけではない。
頑張って考えれば何か、もっともらしい理由をつけれるかもしれないけれど、要は遊びに行くのだ。まる一ヶ月も遊んで暮らす。(表向きは出張と偽ってます。ごめんなさい。。)

きっかけはM君からの一本の電話。M君の友人で僕の昔のコンビニバイトの先輩であるきのこさんが、タイのチェンマイである学会の発表にいくらしい。
きのこさんは、大学でプロフェッサーめざして日々きのこの研究をしている学界の人。頭もきのこカット。
先日はある虫の新種を発見し、自分の名前がついたとかつかないとかいうすごい人である。ただ、外見と振る舞いからはそのような感じは微塵も無く、ひょろっとして時々おかしなことを言う。家にテレビがないらしく、遁世の人で、この前も「六本木ヒルズてなに?」と聞いていた。
「若者がひっついたり離れたりするやつ?」「いえ、それはビバリーヒルズですから。関係ありません。」
とそんな会話を交わしていたかと思えば、「ロシアの女子テニスプレーヤーがすごいファンサービスをするらしい。着替えるときにこう、バッて・・・」と嬉々として語ったりもする。

とにかくM君の話では、そのきのこさんがタイに行くのでそれに便乗しておれらもいこうや、ということだった。ただ、きのこさんはもちろん大学からお金が出るけども、僕らは全く関係ないので自費で行くしかない。果たしてそんなことをしている余裕があるのか?と一瞬迷ったけれど、ええい、ままよ!と話に乗ることにした。

きのこさんは11月の12日あたりから約10日間ほどチェンマイにいるらしい。そこでM君と僕もそのぐらいに行こうかということになった。
問題はいつまで居るかということだが、どうせならできるだけ長く居たいということで、とにかく長く滞在できる飛行機のチケットを探した。
最初はまあ2週間くらいと考えていたが、3万5千円で1ヶ月FIXという激安のビーマンバングラデッシュなる航空会社を発見。一ヶ月というのはビザ無しで滞在できる最長期間らしい。

あまりの安さに心配になってネットでいろいろ調べてみたのだが、このビーマンバングラデッシュ、予想通りかなり怪しい航空会社らしい。
東京からは毎週金曜日にしか運行しておらず、機体はどこかのお下がり。扉が壊れてスッチーが必死で押さえていたとか、乗客はヒッピーばかり、なぜか毛布が足りず奪い合いになるとか、いろんな噂が飛び交っていた。
うむむむむ、、ちょっと怖いな。。
でも墜落はしてないようだし、なんとかなるだろ。きっと俺は大丈夫さ。

で、帰りはいつにしようか?と考えたが、帰りも毎週金曜日にしか運行していないので、選択肢は4つしかない。せっかく期間の長いチケットを探したんだから、1,2週間で帰るのはもったいない。そして3週間目初日のところでローイカトーンというかなり派手なお祭りがあるそうで、是非それが見たい。じゃあ3週間堪能して帰ろうか、と思ったがせっかくの一ヶ月FIX、ええい、毒をくらわば皿までよ!と丸4週間で覚悟を決めた。



出発は次の金曜日。どうか無事たどりつけますように。