先週、東京へ行ってきました。夕方に用事があり、さて、それまで何処かへ行ってみようかなと前日に考えたりしました。例えば、川崎大師、中野不動などです。最初に、東京の不動尊をネットで調べた時に、行ってみようとメモしていた場所です。
急がないので、新幹線には、9時30分頃のものに乗り、上野へ向かいました。家から越後湯沢へ着いた時に、湯沢発のを調べてから来たら良かったなと思ったりもしました。新幹線は2階建てではなく、また、混んでいるようでしたので、通路で立って、本を読んでいました。高崎まで来ると座ることが出来ました。
新幹線で読もうと、「ウィンザーの陽気な女房たち」(著:シェイクスピア)を持っていきました。本のカバーに、トミオカホワイト美術館で貰ったパンフレット(同じものが2枚あったので)を使いました。行って帰ってきて、2/3ほど読み進みました。持っていく時に、もしかしたら、これはもう読んだことがあるかもと思っていたのですが、やはり読んだことがあるようでした。
上野に着いた時点で、よし、美術館へ行こうと決めました。どこかへ行ってから、また上野に来るのは大変かもと思ったからでした。
出口の公園口を探して、案内を見ながら目指し、改札から出ると、小雨が降っていました。私は折り畳み傘を持って行ったのでそれを使いました。美術館通りといえる信号を渡った(右手)先にある路地の(入口の所にある)チケット売り場へ向いました。行ってみると、ここではチケットを販売していませんというような貼り紙がしてありました。私は、ぱっと見て面白そうだと思った国立西洋美術館へ向かいました。
「プラド美術館展」という催物で、『ベラスケスと絵画の栄光』というタイトルが付いていました。
プラド美術館所蔵の宮廷画家たち(とベラルケス)に焦点があてられたもののようです。17世紀の絵画の傑作作品として多くの展示がなされていました。ルーベンスしか知りませんでした。
私は、ベラルケス作品では『狩猟服姿のフェリペ4世』が印象に残りました。展示途中にパネルで、このフェリペ4世の髭のない姿が画かれているものも見ました。プラド美術館には他の(フェリペ4世を画いた)作品もあるようでした。私はその絵画を見て、この人、唇厚いなあと思って見ていたのでした。また、展示は、7つから8つのカテゴリーに区切られて展示されていましたが、その中の「宮廷」の中の画家アントニス・モルの『フアナ・デ・アウストリア』という女性肖像画が印象に残りました。また、同じく「宮廷」のカテゴリーの中の、画家フランシスコ・デ・スルバラン『ヘラクレスとクレタの牡牛』が印象的でした。棍棒を振り上げるヘラクレスとそれを見つめる牡牛のそれぞれの感情を想像し、画かれている瞬間だけではない、過去と未来に繋がっているストーリーがありそうな作品でした
。この画家の作品は、他に2点展示されていました。『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(宮廷)、『祝福する救世主』(宗教) です。
私はプラド美術館展という企画展だけ見て後にしました。
川崎大師へは、線路図が載っているホテルガイドを持ってくるのを忘れたので、じゃあ、中野不動へ行ってみようと考えました。こちらもさて、行き方は・・・という感じでしたので、ネットで中野不動を検索してみました。最寄り駅は中野ではなく、中野坂上というところでした。新宿から丸ノ内線で、荻窪方面 へ2駅ほどのところでした。中野坂上駅から出て、右に歩いて行って、大きな道へ入っていってすぐにわかるところでした。検索した時に見た仁王門があり、あうんの仁王さまを見て、門をくぐり、目に入ってくる三重の塔を眺め、左手にすぐ見えるソバの石臼の供養塚を見て、お不動さまを祀っているのはここだろうなという建物へ行ってみました。(雨だったからか)開いていなかったので中をガラス越しに覗いてみました。お不動さまらしき像が見えましたので、外からお詣りし、後にしました。
その後、大分遅い時間になったのですが、目黒不動へ行き、御札だけ頂いてきました。行きは、目黒駅からバスを使って、忘れてしまいましたが、神社前で降りて、バス停から右へ行って、看板があって左折して、目黒不動の正面へ回って行きました。帰りは、目黒不動を出たすぐ右手にバス停があり、渋谷東口(終点)まで行きました。
夕方、渋谷で用事があったので、ちょうど良かったのですが、まだ時間があり、宮益坂方面へ歩いて行くと、おいしそうなスパゲッティ屋さんの看板があり、初めてでしたが、(何故か躊躇なく)そこへ行くことにしました。B1にある(らしい)お店へ(階段を)降りていき、私はそこで、スパゲッティとバゲットを注文しました。美味しく頂き、後にしました。
ネットで本屋さんを探して、そこ(ジュンク堂)へ向かいましたが、大分(2路地くらい)違って、結果、HMVと一緒になった本屋さんがあるのを見かけたので、そこへ行ってみました。そこではももクロの衣装が展示されていました。本屋さんでは、「キルヒャーの世界図鑑」をパラパラと見てみました。色々ぐるぐると見て回りましたが目を引くものもなかったので、何も購入せず後にしました。
渋谷周辺は今工事中のようでした。夕方の用事が済み、新幹線の越後湯沢への最終1本前に乗れそうでしたが、お土産を買いに代々木まで行き、それから上野へ向かったのですが、結局最終で帰ってきました。新幹線の中で、中野坂上の駅中のパン屋さんで買ったクリームパンを食べて帰りました。帰りは2階建ての新幹線でした。
東京へ行っても大きな本屋さんを知らないというのが、今のところの問題点です。私には、何か面白い本があるんじゃないかというワクワク感が本屋さんには必要です。
国立西洋美術館は初めて入りましたが、面白い展示で良かったです。展示作品を見終わった後、1階の休憩所のような場所で図録が沢山あったので、そこでラファエロのものを見てきました。そのうち、ラファエロの系譜に連なる画家たちの展示がどこかであるようなので、少し気にしていようと思います。
東京国立博物館では、7月に、特別展『縄文―1万年の鼓動』(7月2日~9月2日)、10月に、特別展『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』(10月2日~12月9日)が催されるそうです。タイミングが合えば、ぜひ見てみたいと思います。