そよそよと夜が、空におおいかぶさって、やってきました。
音もなく、ゆっくりと、気づかれないように。
青から、群青色へと変わるのでした。
それはただ、この星が回転しているだけなのに、とても神秘的なように思えるのでした

ある周期で、夜が来るのが、遅くなったり、早くなったりするのでした。

のちに僕たちは灯りというものが発明され、夜がなくなり、ずっと朝のような感覚になるのでした。

街は眠らなくなりました。

それから僕たちは夢をみることが少なくなりました。
それはとても大事なことなのに。

つるみ