「芝浜」、「牡丹燈籠」、「真景累ヶ淵」などの傑作を作った落語家、三遊亭円朝。
近松門左衛門が「日本のシェイクスピア」と言われたりしますが、むしろ円朝のほうがふさわしいのではと思います。
この方のお墓が、日暮里にあると聞いて、行ってきました。
公式サイトはこちら
山岡鉄舟ゆかりの寺「全生庵」
http://www.theway.jp/zen/
ちょうど年に一度の「円朝まつり」が開催中で、境内には噺家さんがたくさんいらっしゃいました。
噺家さんによる出店などもあり、大学の学園祭のような雰囲気でした。
面白かったのですが、時折、外国に紛れ込んだような気分に。
突然、目の前を歩いていた浴衣姿の人が呼び止められ、すらすらとサインを始めたり、お客さんと写真を撮ったり。
浴衣姿の人とすれ違ったなと思ったら、「わー」という歓声が沸き起こり、あっというまにその人にサインをしてもらうための長蛇の列ができたり。
多分有名な噺家さんなんだろうと思うのですが、誰だかわからない。
周りの人はわかっているのに、自分だけわからない。
本堂に上がるための幅の広い階段がステージになり、羽をつけた歌い手が熱唱。
アンコールまであって、観客もまじえての大盛り上がりなのに、歌っている方を自分は知らない。
かなりのアウェイ気分を味わえました。
全生庵は谷中にあります。
谷中といえば、猫だ!
「猫見たいな~、出来たら撫でさせてもらいたいな~」という気持ちで出かけたのですが、それは甘かったです。
暑いさかりの時間帯に行ったせいか、猫見当たらず。
しかし、一匹だけいました。
撫でさせてくれました。
谷中が世界的に有名な猫スポットなのは間違いないと思います。
日暮里の駅で、EOSを下げた外国の方に、猫のたくさんいる場所をきかれました。
谷中には、もう一度、行ってみようと思います。