日本料理 八虎(宇都宮市)
まさに隠れ家!!
東京街道と大通りが交差する、宇都宮市内では一番の往来がある池上町交差点。
江戸時代、奥州街道と日光街道の追分けがあり、多くの旅籠が軒を並べていた場所で昔から一番の繁華街。
西に入る細い道路「ねずみ穴通り」は、江戸時代の頃の名前を今に伝えた味わいある裏道。
この通りを岡っ引きが走り回っていたのかもと思うだけで、ワクワクします。
この「ねずみ穴通り」の「岡田歯科」さんの脇に、半間もないような通路が延びていきます。
手前の「門道
」さんを超え、通路の奥に一軒の日本料理店がオープンしました。
「日本料理 八虎」さん。
大谷石の蔵と、手前に新設したオープンキッチンの調理場に驚かされることでしょう。
日本料理店でここまでオープンなお店を見たのは初めて!!
グランドハイアット東京の「旬房 」さんも調理の風景を見せる工夫をされていましたが・・・。
明るく開放的な調理場で、料理人のみなさんもお客さんの顔を見ながら生き生き調理をしているようでした。
一歩足を踏み込むと、そこは古さと新しさを融合させたお洒落なお店。
席の配置も工夫がされ、1階は隣同士に並んで気さくに食事が出来るように、
地下(広い地下があるんです!!!)と2階は、テーブル席を基本に大勢のお客さんでも対応できるような室礼。
地下も1階部分も見させて貰い写真も撮らせていただきましたが、ぜひ自分の目で発見の喜びを感じて欲しく、
今回はお世話になった2階席のみ写真でお伝えします。
1階から螺旋階段を登ると2階席に。
こちらはテーブル席になっていて、今回は10名の宴会でお邪魔しました。
窓から入ってくる風が気持ちよく、心が和みます。
ちょうど庭には赤いザクロの花が咲き始め、懐かしいお祖母ちゃんの家で寛いでいるような錯覚を。
窓辺にあじさいの花も・・・。
天井は梁などがむき出しになっており、大正15年に建てられた蔵なのだと改めて実感!!
80年以上の長きにわたってこの蔵は、どんな風景を見ていたんだろう・・・。
ではお料理をご紹介。
お昼の御膳は2100円から用意されています。
夜は一品料理もあるのですが、今回は「八虎会席」6000円というお料理を頂きました。
仕入れ状況によってメニューが替わりますので、この日の「八虎会席」をご紹介。
八寸 南瓜豆腐 べっこう庵 クコの実チャービル、サーモン セロリの黄味酢がけ、海老の利休焼、天然枝豆
御飯 握り寿司 五貫(中トロ、カンパチ、アユ、穴子、アスパラ)、赤出汁
甘味は3種類からチョイスさせていただきました。
どのお料理もしっかりとした仕事ぶりがうかがえます。
器も凝っていて、美味しい料理をなお一層引き立ててくれていました。
1階の会計隣の大谷石の壁面に、美味しそうな日本酒が並べられていました。
宇都宮のお酒「四季桜」を頂いたり、高根沢のキリンビール工場から届けられた「ブラウンマイスター」の生ビールや、焼酎、そしてお洒落なカクテルも美味しく頂きました。
美味しい食事に美味しいお酒。
時間が経つのを忘れさせてくれます。
あっと思うと周囲は漆黒の闇に。
車の往来の音も聞こえず、ここだけ異空間・・・・。
大谷石の蔵から漏れる明りに心を温められ、名残惜しい想いをしながら、お店をあとにしました。
○「日本料理 八虎」
住所:宇都宮市伝馬町2-6
電話番号:028-638-8885
定休日:日曜日
営業時間:11時30分~14時30分、18時~22時30分
公式HP:http://www.2ndline-creations.com/
栃ナビHP:http://www.tochinavi.net/spot/home/index.shtml?id=5345
(追伸)
2009年3月3日、炊き餃子・手羽先のお店「ムナカタ」として新しく生まれ変わります。
営業時間:17時~24時