宇都宮城址公園
3月25日のオープンまであと1週間となった「宇都宮城址公園」。
平安時代後期に藤原氏によって宇都宮城がつくられ、源頼朝、豊臣秀吉、徳川家康なども立ち寄り、
江戸時代には将軍家の日光社参のおりに宿泊する「御成御殿」が御本丸に建てられるようになりました。
残念なことに戊辰戦争で焼失、その後宇都宮空襲を経て宇都宮城の面影を残す堀さえも埋め立てられてしまいました。
歴史と伝統がある宇都宮市のシンボルとして復元計画が持ち上がり、
市政110周年記念行事として完成の暁を見ることになりました。
3.7ヘクタールの敷地に、堀や土塁、そして清明台、富士見櫓など、
本丸の西半分が江戸時代中期の姿に復元されました。
オープンに先立ち、特別公開が行われました。
市役所の職員さん、ボランティアの方々の誘導で中を見ることが出来、写真を撮らせていただきました。
ではご紹介してまいります。
角度45度~50度という急勾配の土塁の上に立つ清明台は、近くに近づくほど大きく見えます。
高さ10m。階段で登っていきます。(足の不自由な方用に、エレベーターもあります)
中は思ったより広く感じました。
2階に上がる階段があるのですが、あまりに急勾配で危険だという理由で一般公開はされないとのことでしたが、
今回は職員さんが同行することで特別に登ることが出来ました。
清明台の1層部分 清明台の2層部分
今回使われた木材の8割が栃木県産のもの。
今市の檜を中心に、梁は塩原の松、天井材は鹿沼の杉が使われています。さすがに立派!!
吹き抜ける風は気持ちよく、宇都宮の街並みを江戸時代の目線で楽しむことが出来ました。
北西、東武百貨店方面を望む 東、JR宇都宮駅方面を望む。NTTの電波塔が競うように・・・
出てフッと清明台を振り返ると、小田原城をモチーフにしたシャチホコや鬼瓦が。
漆喰塗りの土壁に、重々しい本瓦が美しかったです。
清明台と富士見櫓は土塁で結ばれ、上を自由に歩くことが出来ます。
堀側は白漆喰塗りの壁で覆われていますが、所々に丸や四角の穴が。
これは城を防衛するための鉄砲狭間、矢狭間と呼ばれるもので、それぞれ54ヶ所、26ヶ所あるとのこと。
また戦のために作られた屏風折りされた塀は、私の目には陰影が出て美しく感じました。
南側に建つ「富士見櫓」へ。
もちろん、富士山が見えることから名付けられました。
現在でも南西の方角に天気が良ければ見ることが出来ます。
約10m2程度、清明台と比べると大きな櫓になっています。
よく見ると櫓の石積も見事に再現されていました。
すでに川津桜は3月、しだれ桜は4月の頃見ごろを迎えるようです。
以前からあった「清明館」には3月25日から宇都宮の歴史・文化財を案内する「清明館歴史資料室」が。
土塁の中には「宇都宮城ものしり館」や「まちあるき情報館」がオープンするようですよ。
ちなみに今回の特別公開は、清明館内に「宇都宮城復元募金芳名板」が設置されるのを記念し行われたものです。
多くの市民の善意の募金も使われました。
そんなきっかけの場になると嬉しいです。
○「宇都宮城址公園」
住所:宇都宮市本丸町、旭1丁目地内
(清明館歴史展示室・宇都宮城ものしり館・まちなみ情報館)
開館時間:9時~19時(入館は18時30分)
休館日:年末年始(12/29~1/3)
無料で櫓1層部分に入ったり、土塁の上を歩いたりすることが出来ます。
「よみがえれ!宇都宮城」市民の会:http://www.utsunomiya-jo.jp/index2.htm
市指定文化財「宇都宮城本丸将軍家御泊城ノ節ノ建物ノ図」 清明館に展示
(追伸)2007/03/25
土塁の中は空洞になっており、この空間の利用が検討されています。
現在は南側の富士見櫓側は「まちなみ情報館」として・・・
まちなみ情報館
北側の清明台側は「宇都宮城ものしり館」として利用されています。
こちらの「宇都宮城ものしり館」には宇都宮城や宇都宮城下町の模型が置かれ、
当時の様子がわかりやすく展示されています。
こちらには、土塁の上に階段を使わずに登れるエレベーターが設置されています。
本来は年配者や足の不自由な方が使うのでしょうが・・・。
皆さん歩く習慣がないのか、先を争うようにエレベータに乗り込んでいきました。
宇都宮城址公園内には案内看板が随所に掲げられ、理解の手助けをしてくれています。
宇都宮市内を巡回する「黄ぶな」を利用すると宇都宮城址公園まで楽に行くことが出来ます。
気ままにバスや自転車を使って宇都宮城址公園へお出かけするのはいかがでしょうか?





















