大谷資料館 (宇都宮市) | 栃木を楽しむ!!

大谷資料館 (宇都宮市)

宇都宮の特産品を聞かれたら、私は餃子より先に「大谷石」を挙げます。


大正時代に旧帝国ホテルに大谷石が使われ関東大震災でも損傷を免れたことから、

全国でも知られる建築資材となりました。


全国で「蔵」や「門塀」として多く使われましたが、

最近では安い建材が普及し、めっきり登場の場面が減ってしまいました。


しかし自然素材が見直され、レストランなどの店舗の内装材としてよく見かけるように。


古い大谷石の倉庫を再利用したお洒落なレストランが、宇都宮市中心部で人気を集め、

多くの人の注目を浴びる存在になってきたのは嬉しいことです。


大谷石1 大谷石2

石の蔵                         HACHINOJO


この大谷石を採掘している場所は、宇都宮市街地から西へ約8km程度行った場所。


行く道すがら、建物や門塀が大谷石だという家が目立ち初めて来ます。


大谷石3


そして周囲の山肌が大谷石となり、独特の不思議な雰囲気が街中から漂ってきます。


大谷石4


大谷観音」や「平和観音」などの観光スポットもありますが、

今回紹介するのは、地下採掘場跡を見ることができる「大谷資料館」。


大谷石5


看板に従っていくと、広い駐車場が。


ここは露天掘りがされていた跡地。

(次第に良質な大谷石を目指し、地下へと採掘場が変わっていきます。)


大谷石7 大谷石6


大谷資料館に入ると、大谷の歴史や採掘で使われた道具などを展示しています。

昭和35年に機械化されるまでは、ツルハシ1本で人力によって掘り出し、運搬を。


それで地下に広大な採掘場を作ったというのですから、ピラミッド級の人類の偉業に思えます。


大谷石11 大谷石10


いざ、地下採掘場へ。

当日も地上は30度を超える猛暑。


何と中は・・・・・摂氏9度!!!


大谷石9 大谷石12

ちょと下階段を下りると、そこは東京ドームが1個すっぽり入る大きさの地下空間。

地上があまりにも暑いので、靄がかかったような状況でした。


地下に降り立つと、あまりの涼しさに皆歓声を上げています。


大谷石13 大谷石14


この大空間に目を付け、

第二次世界大戦中は中島飛行機の秘密工場として飛行機を作っていた位の大きさ。


今でも「隧道」という工場のために作られた横道が残っています。


大谷石15

この広大な空間の有効活用として、よく「映画」や「特撮ドラマ」などで撮影などをされています。


また結婚式やコンサートなどにも使われ、現在では2003年からアート作品が飾られています。


大谷石20 大谷石21


壁の面をよく見ると、綺麗な波模様と切り傷のような模様と2種類あるのを気が付きます。


片方は昭和35年前のツリハシ1本で掘られた手掘りの面と、機械で掘られた面。


大谷石18 大谷石19

手掘り面                       機械掘り面


手彫りの優しさを感じることが出来ます。


大谷石17 大谷石22


人間の手でこんな凄い空間を作ったことに対し、毎回訪れるたびに感動します。


大谷石16 大谷石8

                            地下採掘場の断面図


涼みに行くのも最高ですが、日常には絶対あり得ない異空間を体感してみてください。



○「大谷資料館」

住所:宇都宮市大谷町909

電話番号:028-652-1232

定休日:木曜日(7・8月は無休)、但し木曜日が祝祭日の場合と1/2~1/4、4/29~5/5は開館


開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)

公式HP:http://www.oya909.co.jp