本「国家の罠」 佐藤優著
ライブドアの堀江社長が逮捕されて、早1ヶ月が経とうとしています。(逮捕は1/23)
時代の寵児と持ち上げられ、マスコミや政界でも大人気。
それが一瞬に「大悪党」の烙印を押され、逮捕により社会的に抹殺されました。
2002年に大騒動になった「鈴木宗男議員の事件」を皆さんは覚えているでしょうか。
田中真紀子外相との政争も話題になりました。
その騒動で逮捕された外務省の外交官、佐藤優さんが書いた本があります。
- 佐藤 優
- 国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
逮捕時には凄い騒動になりましたが、
「あの事件は何だったのか」
という背景については、マスコミは一切言及せずに終わってしまいました。
自己弁護的な部分も見受けられましたが、「事実は小説より奇なり」。
読み出したらあまりにも興味深い記述が多く、一気に読み進んでしまいました。
外務省の情報分析などを手がけていた佐藤さんらくし、
今回の事件についても冷静に分析されていました。
『時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪する。
「時代のけじめ」としての「国策捜査」』
この事件によって日本はどこに転換したかというと、
内政は、競争原理を強化し、バラマキと言われた地方への分配を弱め、
外交は、日本人の国家意識、民族意識の強化へと変わっていった。
と言う分析。
う~ん、言われてみると・・・納得。
マスコミでは語られない外交の裏側。
そして容疑者となり、512日におよぶ東京拘留所の生活の実態とは。
などなど興味深い内容でした。
ぜひ読んで欲しい一冊です。