完全に時差ボケにやられていて、夜は布団の上でオメメぱっちり、逆に朝方は起きても強烈な睡魔に襲われている沖野です。





海外を行き来している人はすっごいなーと感じる今日このごろです。



義肢装具士(義足・義手・装具製作)「沖野敦郎」の・・・


この「日の丸ポンチョ」と、北京パラから引き継がれた第二代目「必勝扇子」を振りかざして、日本選手を応援していました。




あまり義肢装具とは関係ないかと思いがちですが、実は車いすレーサー用グローブを沖野が作らせていただいている選手が2名います。


副島正純選手と土田和歌子選手です。


両選手は車いすマラソンにおいてメダル最有力候補でありましたが、大きなトラブルに見舞われたそうです・・・。







男子 マラソン T54(脊椎損傷)





1位 WEIR David 1時間30分20秒





2位 HUG Marcel 1時間30分21秒





3位 FEARNLEY Kurt 1時間30分21秒





4位 SOEJIMA Masazumi 1時間30分24秒 





5位 HANAOKA Nobukazu 1時間30分26秒 





6位 HOKINOUE Kota 1時間31分13秒 





13位 HIGUCHI Masayuki 1時間33分07秒 





21位 YASUOKA Choke 1時間40分26秒 




22位 YAMAMOTO Hiroyuki 1時間40分54秒









女子 マラソン T54(脊椎損傷)





1位 REILLY Shirley 1時間46分33秒





2位 WOODS Shelly 1時間46分34秒





3位 GRAF Sandra 1時間46分35秒





5位 TSUCHIDA Wakako 1時間49分02秒









一生懸命歯を食いしばって頑張っているアスリートに対して少しでも手助けができればと思い、今まで未開の地であったグローブ製作に乗り出しました。2011年のニュージーランドで開催された世界選手権後の話です。今まで何作品も失敗しました。選手にも何回も弊社まで来ていただきました。その結果、ロンドンパラまでになんとか完成品といえるものが出来上がり、選手に手渡すことができましたが・・・。まだまだ改善点がありました・・・。





残念ながら日本選手はメダル獲得とはなりませんでしたが、これまでの努力の数ページですが私は近くで見てきました。皆さん必死で努力を重ねてきました・・・。それでもメダルを獲得できるのは世界で数名の選手のみです・・・。スポーツとはなかなか残酷な世界ですね・・・。





「もしかしたら、私が作ったグローブが成績の足を引っ張ったのかも?!」と思えてなりません・・・。





義肢装具の善し悪しは、ユーザーの人生に大きく影響します。





アスリートの競技用義肢装具は結果の善し悪しに大きく影響します。





義肢装具を作るということは、全ての責任も背負うということです。





この事を常に心がけ、4年後のリオデジャネイロパラリンピックでは一人でも多くのアスリートを、一つでも高みへ押し上げられるような義肢装具を作りたいと改めて思いました。