今日2ヶ月振りにサポートとして

急遽

仕事に行きました

2時間半


ASDの男の子6年生の介助です


お散歩へ行きました 


「らな先生は、この辺は知らないのよ

道を教えてね」


そう言って出発しました


並んで歩いたら

彼は私より背が高いみたいです


彼にはルーティンがあり、予め職員に聞いておきました。  





彼のペースで歩き


タッチする場所


立ち止まり確認する場所


電車を見る場所

バスを見る場所

。。。。。


約1時間。。。


大通りでは

彼が飛び出さない様に手を添え


彼が走れば私も走り。。。


車と自転車と人に気をつけて

全神経を彼に注ぎ

見守りました


時々

私の手を握る彼


危ないから私が肩に手を添えると

振り払う彼


えっ!と、カチンとくる私。。。


知らん顔であっち行ってこっち行って

そうかと思うと

私の腕をそっと掴む彼


話しかけても答えない


急に歌いだし私も一緒に歌う。。。


彼の行きたいコースを

いつものルーティンで



彼だけを

見守りながら思いました


私は

ひとりの子に寄り添って

ひとりの子だけを見つめることは

無かったな。。。


26年間 チーフとして

責任ある立場で働いてきたけれど


たくさんの子ども達の笑顔を見てきたけれど







初めて一緒に歩く私を見つめる彼の瞳


「この辺は知らないのよ、道を教えてね」

そう言った私に 


「こっちだよ」と 

言葉には出さないけれども

ちらっと振り向く彼


その澄んだ瞳が愛おしくて


現役の頃には

気づかなかった想いが溢れた






夫に話したい

『今日ね、こんな事があったの

それでね!。。。』




夫に聴いて欲しい



きっと 目を輝かせて話したはず。。。



『今日ね。。。✨』と。





夫が大好きな焼き鳥

今晩のおつまみに買ってきたの


夫が倒れた日から

買う事ができなかった焼き鳥


何故だか

買いたくて


夫にお供えして

一緒に食べた


ビールを飲んで



溢れ出す涙



夫の名を呼びながら 

焼き鳥を頬張り泣いた



いるの?

ここにいるの?


幽霊で良いから姿みせてよ!



リビングを見渡したけれど


何も見えないや


ただ


写真をみたら


優しい 優しいあなたがいた