12日の外国為替市場では、ドルがユーロと円に対してほぼ横ばいで推移した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で
利上げについてこれまで以上に明確な手掛かりを与えない可能性が
投資家には意識されている。
ドルはユーロに対し前日終値近辺での取引となったが
週間ベースでは約1.5%下げた。
円に対してもほぼ横ばい。
ただ週足では1.8%安と、13年ぶり高値から大きく落ち込んだ。
現在のドル相場は、ドル需要拡大につながるFRBの短期金利引き上げが
いつ行われるかが、トレーダーや投資家にとって
どれほど予想しにくいかを反映している。
現時点では9月のFOMCで利上げが開始するとの見方が市場では優勢だ。
ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの為替リスク・戦略担当ディレクター
カール・シャモッタ氏は、FOMCが「金利に関するより明確な手掛かりが
出るとの期待に冷や水を浴びせることが予想される。
市場参加者はこの会合を控え、ドルの買い持ちを膨らませることを
避けたがっている」と説明した。
この日発表された米経済指標は為替市場であまり材料視されなかった。
5月の卸売物価指数は前月比0.5%上昇、エコノミスト予想は0.4%の上昇だった。
また、米ミシガン大学が発表した6月の米消費者信頼感指数(速報値)は
5月最終値の90.7から94.6に伸び、市場予想の91.5も上回った。
