年が明けて10日えびすを迎えると
ようやく本格的に日常生活に戻る気分になります。
やっぱりリタイアお遍路も記録しておくことにしました。
思い出したくない記憶、どこまで覚えているやら
2022.11. 9(水)
早めに仕事を切り上げます。
帰る時に先輩が「気をつけてよ~、前のことがあるから」って。
「前のこと」とは腰を痛めてリタイアして帰ったこと。
「は~い!」と返事をしながらも内心では
「そんな不安になること言わないで欲しいわ」と思いながら帰ります。
いつもは三宮から高速バスにのりますが、今回はJR舞子駅へ。
今回は甲浦スタートです。
徳島駅周辺に前泊だと、どうしても甲浦発が2時頃になってしまう。
いろいろ調べた結果、阿南駅なら仕事終わりで高速バスに乗っても22:30頃に
着くし、以前泊ったことがあるスーパーホテル阿南市役所前も駅から5分ほど。
阿南駅に停まる高速バスは、三ノ宮に停まらないけど舞子には停車する。
なので、今回はJR舞子駅まで行き、明石大橋の付け根にある「高速舞子」
から高速バスに乗ります。
阪急電車で神戸三宮に行って、JRに乗り換え。
JR三ノ宮駅で「これだ!」と思って乗った電車は新快速姫路行き。
えっ!これって舞子に停まるの?と調べると停まらないみたい
姫路まで行くの?どうしよう?と焦ってたら神戸駅に停車。
無事、快速に乗り換えることができました
ホッとしたけど、波乱の予感が・・・ううん、そんな事は考えない。
19:00 JR神戸駅 発車
19:28 JR舞子駅 到着
駅構内のセブンイレブンで夜食用におにぎりを購入。
サンエトワールで朝食用のパンを買って、軽く夕食にします。
少し早めにバス停に移動します。
高速舞子のバス停って名前の通り、高速道路の脇にあるバス停。
いつもは車で通る道の脇でビュンビュン走る車を見ながらバスを待つのは変な気分。
20:20 高速舞子発
平日の夜だからか乗客も少なくて、空いてる席に座っていいとのこと。
やっぱり高速バス移動は平日がいいです
20:36~20:46 室津PA
トイレ休憩。
なんだか膝に違和感・・・固まったような感じがする。
徳島市内を過ぎると、灯りが少なくなってきます。
阿南駅に近づく頃には街灯も少なくて真っ暗。
こんな暗い中をホテルまで歩くの?と少し不安になりました。
22:30 阿南駅 到着
運転手さんに駅の方角を教えていただいて、ホテルに向かいます。
誰も歩いてない・・・大声で話してる酔っ払いさんはいるけど・・・
膝の違和感が大きくなってる気がする。
少しで急いでホテルに向かっていると、膝がベキッ!(私の感覚では)
そこから歩けない 1歩歩くと痛くて崩れそうになる!
えっ!どういうこと!何がなんだか?とにかく痛くて歩けない
ホテルは見えてるのに・・・
お杖を握りしめて何とかホテルに到着。
スーパーホテル阿南市役所前
チェックインをすませて、9階へ。
こんな時に限ってお部屋はその階の1番奥。遠いよ~
部屋には入ったけど、その場に座り込んでしまって、動けない。
少し動いただけで膝の裏が激痛
どうなるの?歩けるの?どうしよう?帰れる?
とりあえずおにぎりを食べよう!
(食欲が無くなることはないんですよね)
お茶を飲みたいけど、お湯を沸かしに行くこともできない。
お湯を沸かせても、インスタントのお茶もコーヒーもないんだけど
(フリードリンクがあるから、もしかしたらお部屋にお茶類はないかも?と
心配してたんですが、やはり無かったです)
水筒に残っているお茶だけがたよりです。
痛すぎて椅子に座る気にもなれず床に座ったままで、おにぎりを食べました。
そんな状況でも食べる私、食い意地が張ってる
お風呂に入ることもできないから、なんとかパジャマに着替えて
膝周りにシップ貼って寝ることにします。
その前に近くの整形外科を探してみます。(スマホって便利!)
近くで待ち時間は長いけど、口コミのいい整形外科がありました。
痛みの度合いによっては明日の朝病院に行くことも考えないといけない。
でも、もしかしたら起きたら嘘のように痛みが無くなってるかもしれない。
そんなことを考えながら、寝ようとしたけど
なかなか眠れない。ちょっと向きを変えただけでムッチャ痛い。
仰向けに寝ても膝が伸ばせなくて痛いし、横を向いても痛い。
ほぼ1時間おきに目が覚めて、良くなったかな?歩けるかな?と
足を動かしてみるけど、痛くて無理でした・・・
2022.11. 9(水)
予定では、阿南駅6:22発の電車に乗るつもりだったから、4:45に起きます。
この時点では「歩けるかも?」と奇跡を信じてるんですよね
足を動かしてみると、伸ばすことはできる!歩けるかも?
でも歩くことは無理だった。。。
歩くことは諦めて、整形外科に行くことにします。
電車に乗る必要がなくなったので、ホテルの無料朝食を食べに行きます。
6:30 無料朝食
食べながら今日のDMVの予約をキャンセル。楽しみだったのに
なかなかキャンセルの決心がつきませんでした。
朝食会場に来るのも一苦労だったのに。
食後、フロントで病院から帰るまで荷物を預かって欲しいとお願いして
8:30発でタクシーを呼んでもらいます。
タクシーの時間になるまで、せっかくのシアタールームを楽しむことに
早めにフロントに行くと、タクシーが来ていたので病院に向かいます。
8:30 整形外科
時間が早いけど開いてる感じだったので受付にいた女性と男性に向かって
「いいですか?」と聞くと
「どうぞ、スリッパに履き替えてくださいね」
「はい」と返事をしたものの、靴を脱ぐのに一苦労
右足は体重がかかると痛いし、靴を脱ごうと曲げても痛い。
その様子を受付から見ていた男性に「何をしてそうなった?」と聞かれたので
状況を説明します。
たまたま受付にいたその男性が先生でした。
診察が始まってすぐレントゲンを撮ってもらったけど、そこからが長かった
噂通りの待ち時間で、待合室は常に満員状態。
リハビリも1階と2階でしているようで、患者さんも2階へは階段で上がって
行きます。「エレベーターないのかな?」と思ったけど、車いすの人も
上がってるようだし・・・
想像するに・・・2階は運動リハビリらしいので階段で上がるのかな?
11:00頃ようやく診察室に呼ばれました。
診察の結果、骨はきれいで異常なし、水も溜まっていない。
おそらく半月板の内側の後ろの辺りで炎症を起こしていて、
一過性のものだろうと。ヒアルロン酸注射で改善はすると思うけど
25キロ近くを毎日歩けるかは保証できないと。
「わかりました。今回は帰ります。」
「うん、中途半端にするよりも、リセットするのがいいかもね」
帰ってからも経過をみて、良くならないようなら病院に行くようにとのこと。
いただいた紙には、今日の診断と処置が書かれています。
病院で聞いた内容ってすぐわからなくなるから、ありがたいです
待ち時間は異常に長いけど、評判通りのいい先生
近くにあったら、待ち時間長くても行きたい病院です。
湿布をいただいて、受付でタクシーの電話番号をメモして病院を出ます。
タクシーに来てもらって、ホテルで荷物を受け取り、阿南駅に向かいます。
近場をウロウロしてもらって、申し訳ないです。
代金は徳島周遊割のクーポンで払いました。
阿南駅の改札を入る前に今日と明日のお宿にキャンセルの電話。
行けない状況なのに、行きたい気持ちがあって
なかなかキャンセルできませんでした。
駅の掲示板には、室戸行のバスが表示されています。
このバスに乗ったら、今からでもお宿までいい時間に行けるやん!
明日から歩く?
いえいえ、お宿はキャンセルしました。それにこの状態では歩けません。
どこまでも往生際が悪い私です
12:26 JR阿南駅 出発
13:11 JR徳島駅 到着
徳島周遊割のクーポンを使って、お土産を購入。
その後、高速バスチケットセンターへ。
前回行けなかった喫茶ルーブルでハンバーグを食べたいので
15:00発三宮行の高速バスのチケットを購入。
喫茶ルーブル
念願のハンバーグ
とっても美味しかったです。
営業してるか調べていた時に見つけた口コミで
「娘さんらしき人が高齢の女性にきつい口調で言っているのが聞こえてくる。
高齢の母親らしい女性が気の毒だ」というのがありました。
確かにかなりきつい口調で「ちゃんと見て」とか「違うでしょ」とか
言ってるのが聞こえてきます。
・・・まるで自分の姿を見てるよう・・・
私もキツイ口調で母に言ってしまうことがあります。
他の人には優しく説明できることでも、母には厳しく言ってしまう。
自分でちゃんと理解して欲しいと思うから。
ちゃんとしてよ!ちゃんと読んでよ!と思ってのこと
でも、周りから見るとこんな風なんだ・・・反省しました。
今回はその勉強のための旅行だったのかな。
14:50 バス待合所
バスを待っている間にお遍路さんを2人見かけました。
いいなぁ~今から歩きに行くんだよな。。私も行きたかったよ
15:00 徳島駅 出発
三ノ宮に着いてからは、電車とタクシーで自宅まで戻りました。
自宅に戻ると注射が効いてきたのか、足が楽になりました。
リベンジはいつにしよう?
3月に続きを歩いて、4月にリベンジかな?と思っていたけど
無理そうです。
4月だけなら行けるかな?
12月に青春18きっぷを使って列車の旅を楽しんだんだけど
長時間座ったままが良くなかったのか、良くなっていた膝がまた不調
普段調子がよくても、座りっぱなしで調子悪くなるようだと
まず四国に行くことができないやん!と地元の整形外科に行ってみました。
そうしたら、思ってたより膝の状態が良くないようで
歩きお遍路は秋まで行けないかもしれません。
どうするのか?結論は2週間後です。
でも!とりあえず!なんでもいいから!四国に行きたいよ