あっと言う間に生死の境。中西圭三さん兄が体験したECMO装着までのいきさつ | poohta8のブログ

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 2021.08.16 FRAU    【前編】自覚がないまま重症化する恐怖

著者

及川 夕子

プロフィール ライター

 

自宅療養中に急変、肺が真っ白に

 

 新型コロナ第5波では、新規感染者数が各都道府県で過去最多となるなど、

これまでにない早いペースで感染爆発となっている。

都心ばかりでなく地方でも新規感染者が増えてきた。長い間会えていない家族や

友人、大切な人を思うと、心がざわついて落ち着かない。

 

 7月上旬、私はコロナに感染し、当事者としてFRaUで病状や療養中の体験を公表

した。私のような「軽症」では関心は薄いのでは…と心配していたが、実際には

たくさんの方が記事を読んでくださった。「想像以上につらい症状なのがわかった。改めて対策をしっかりしようと思った」と感想をくださった人もいて、

実体験を伝えることの大切さが身にしみた。

 

 第5波になり中等症や重症にも目が向けられるようになったのは、

基礎疾患がない人や比較的若い年代の人が罹患し、酸素投与が必要になるケースや

急速に悪化するケースが相次いでいるからだ。とにかく、感染しないことだ。

けれど、「軽症」「中等症」「重症」という言葉だけでは、実態がつかみにくく

自分ごととして捉えるのが難しい。「重症化する」とはどういうことなのか。

症状の進行や治療法は?その時、家族はどんな思いで過ごすのか。引き続き身を守る行動をとっていくためにも、実態を知ることはとても大事なことだと強く思う。

今回は、新型コロナに感染し死の淵から生還したある男性の闘病体験を紹介したい。

「発熱から数日で肺が真っ白になったのです。意識を失って、目覚めた時には

脚のつけ根と首にECMO(エクモ※)の管が入り、気管内挿管されていました。

あとで知ったのですが、酸素飽和度が通常の5分の1まで落ち、息子はドクターから

『 いつ亡くなってもおかしくない 』と告知されていたそうです。目覚めた翌日、

オンライン面会で息子と孫に会えた時には、涙がとめどなく流れました」

※ECMOは体外式膜型人工肺のこと。肺機能を代行する装置。人工呼吸器は

呼吸を助ける装置なので、人工呼吸器だけでは難しい重症患者に用いられる。

こう語るのは、ジャズを愛する歴史研究者であり、長年教育関係の仕事に従事して

きた中西光雄さん(61歳)。シンガーソングライター、中西圭三さんの兄だ。

今年6月下旬に感染し、治療を終えた現在も入院中で、横浜市内の医療機関で

リハビリを受けている。「コロナは本当に手強い。感染拡大中の『デルタ』から、

どうか身を守っていただきたいと願っています」と話す中西さんに、

壮絶な闘病体験といま伝えたい想いを語ってもらった。

 

 入院中当時の中西さん。まだ意識があった頃の写真。写真提供 / 中西光雄さん

 

酸素飽和度が80に急落、生死をさまよう

 

 中西さんが異変を感じたのは、6月20日のこと。時々咳が出るようになり、翌日には倦怠感もあったという。22日に熱が38.5度まで上がったため、発熱外来を受診。PCR検査で陽性判定が出た6月24日から自宅療養に入った。

ワクチン接種券が届くのを待っていたタイミングでの感染だった。

「61歳という年齢に加え、男性、高血圧、BMI30以上、ワクチン未接種と、私には

重症化しやすい要素がいくつもあり、感染対策には細心の注意を払っていました。

昨年の3月から、一度の例外を除いて公共交通機関を使わず、車で通勤していました。陽性がわかってからは、パルスオキシメーターを入手して、酸素飽和度の

チェックもしていました」と話す。しかし、6月28日になって容体が急変。

それまで98あった酸素飽和度が急に80台に落ち込んだという。

 

    急激に80台にまで低下した酸素飽和度。写真はイメージです。photo / iStock

 

「あっという間に爪も指も黒ずんでいきました。数値の割には、息苦しさは

さほどでもなく、そんなに悪いの?と信じられない思いでした」

保健所に相談すると、県の依頼を受けたドクターから電話があった。
『 重症化の可能性が極めて高い、救急車を呼んで入院をしてください 』
ドクターのコーディネートで、横浜労災病院への入院が決まりました。しかし、

この時点では、まさか自分が重症となりECMOを使うとは予想もしませんでした」

 

 入院してすぐに、ステロイド投与が始まった。熱は下がったが、肺炎は悪化して、レントゲンを見せてもらうと肺は全体が真っ白な状態になっていた。

入院して2日後の6月30日には、横浜市立大学附属病院のCCU( 循環器の重症患者を

受け入れる集中治療室 )へ転院。そこで人工呼吸器が装着された。

また『 この先なるべくECMOは使いたくないが、他に方法がない場合は使うことも

ある 』とドクターから説明を受け、中西さんは『 お任せします 』と答えた。

しかし、覚えているのはここまで。以降、薬で眠り、記憶がない。

家族の話から推測すると、中西さんは入院後、肺炎が急速に悪化した。当人は、

息苦しさといった中等症の症状を自覚することがないまま意識を失ったことになる。そして7月2日ごろに容体は、一気に重症へと進んでいった。

 

 7月 6日には再び転院。日本に4台しかないというECMO搭載の救急車に乗せられ、

横浜市立大学附属市民総合医療センター高度救命救急室へ運ばれた。

本人と家族の証言から、容体や入院先が目まぐるしく変わっていく様子がわかる。

家族の心労も積み重なっていったことだろう。

「息子はドクターから『 肺の状態がよくならないので( ECMO装着を )決断しま

した。ECMOが使えるのは三週間が限度です。病状に改善がみられなければ打つ手がなくなります 』と告げられたそうです。ECMOは血液を体外に出す特殊な治療と

され、感染症や血栓症、腎不全など様々な合併症が起こりうる治療法です。

最終的な判断と同意は長男がしたそうです。今回、生還できたことは奇跡、

一度は死を覚悟するほど、家族も大変だったと思います」と中西さんは振り返る。

 

違う病院で目覚め…身動きできない状態

 

 中西さんが高度救急救命室で目覚めたのは、7月9日、ECMO装着から3日後のこと

だった。10日間ほど眠っていたことになる。意識は戻っても、体には管が繋がれ、

複数の点滴も受けていて身動きはできなかった。この時、どのような心境だった

のだろう。「ECMOと人工呼吸器が装着されている状態で、声は出せませんでしたが、生きている実感はありました。当初は、文字を指差してドクターや看護師さんとコミュニケーションをとり、追って筆談ができるようになりました。

生殺与奪の権利が自分にないことは明らかで、意識があるのに俎板の鯉のように

動くことができない状態は、本当に苦しかったです。でも、とにかくいま起きていることを聞いておこうと思って、ドクターやナースが話す医療用語などをしっかりと

聞いて覚えました。自分が患者としていかに重体か、点滴が何本入っているか、

Aライン(動脈に管を指すこと)から血が漏れていないかなど、高度救急救命室での担当ナースの申し送りに熱心に耳を傾けることで、次第に内容が理解できるように

なり、それを関心を持って聞くことが唯一の楽しみになっていきました。

いちばんつらい時期を乗り越える、私なりの知恵だったのかもしれません」

 

 心の支えになったのは、ドクターの献身的な治療と励ましてくれた

看護師たちの存在。そして、家族とのオンライン面会だったという。

「複数の病院や素晴らしいドクターが連携して治療にあたってくれました。

そのことで、命が救われたと思っています。コロナ患者の看護のためには、部屋に

出入りするたびに防護服を脱着する必要があります。それを『防護服はサウナスーツのようなものなんです。ちっとも痩せませんけどね』と冗談をいって笑わせてくだ

さったり、僕がジャズ好きだとわかると有線放送でジャズをかけてくださったり。

不自由な中でもナースの皆さんは、僕がいちばん辛い時期に常に苦痛に寄り添い、

話しかけ、励ましてくださいました。医療スタッフの方々は私よりも若い世代の方

ばかりで、懸命な姿には胸を打たれました。

 

 覚醒した翌日、オンライン面会で長男と孫の顔を見たときには涙があふれて

止まりませんでした。長男は、ドクターと連絡を取り合い冷静に対処しました。

精神的につらかったと思いますがよく耐えてくれたと思います」

今回、中西さんが感染したのは、アルファ変異ウイルスだったそうだ。

意識を失っている間は、「臨死体験ともいえる経験をした」とも。入院中、体重が15kg.も落ちたという経験からも、闘病がいかに壮絶だったかがうかがえた。

後編では、中西さんが回復していく様子と療養生活や現在のリハビリの状況、

当事者として伝えたいことなどをお伝えする。

 

    長く寝たきりでひげもこんなに伸び、体重は15kgも減少した。

写真提供/中西光雄さん

 

【中西光雄さんの感染後の経過まとめ】

6月20日 咳が出る 
  21日 倦怠感を自覚 
    23日 発熱38 .5度
              発熱外来受診 PCR 検査 
    24日 陽性判定。この時点では軽症との判断で自宅療養へ
    28日 酸素飽和度が80台になり、横浜労災病院に入院
    30日 横浜市立大学附属病院へ転院 
              容体が悪化し人工呼吸器装着、意識を失う。
7月6日  ECMO搭載の救急車で
     横浜市立大学市民総合医療センター高度救命救急室に転院
   9日    意識が戻る。家族とオンライン面会
    12日 ECMOが外され人工呼吸器による管理に。小さな声が出せる。
    15日 最初に入院した横浜労災病院ICUへ転院。
    17日 一般病棟(コロナ患者専用)に移る。
              新型コロナ患者として隔離されながらの入院は26日まで続いた。
 8月5日  コロナの治療を終え退院、リハビリ専用の病院へ転院、現在に至る

※本記事では、変異ウイルスに関して、型、株の言い方はせず、

「アルファ変異ウイルス」という表示にしています。

 

後編では、引き続き中西さんの闘病・療養の様子を紹介

しながら、新型コロナや家族への思いを伺っていく。

ECMO装着で、10日間意識がないままで過ごした中西光雄さん。

 

※ECMOは体外式膜型人工肺のこと。肺機能を代行する装置。人工呼吸器は

呼吸を助ける装置なので、人工呼吸器だけでは難しい重症患者に用いられる。

 

生還後、家族への最初の言葉は「愛している」

主治医によると、ECMOは装着10日目ぐらいから効果があるそうです。

私はそれよりも早く装着7日目で、ECMOと人工呼吸器を外すことができ、例外的な

回復だったと聞きました。ECMOが外され人工呼吸器による管理となってから、

やっと小さな声でコミュニケーションが取れるようになり、ドクターやナースに

お礼の気持ちを声で伝えることができました」と中西さん。

 

 ECMO抜管後、2日ほどして、人工呼吸器の酸素量をコントロールしながら自発呼吸が安定してきた中西さんは、主治医の指示のもと、最初に入院した横浜労災病院のICUへ戻った。入院から16日後のことだ。家族はどれほどホッとしただろう。

生還後、病床から家族へ伝えた言葉は「愛しているよ」だった。

「担当の男性ナースが、私のスマホを見つけて妻に電話をかけてくれたのです。私はキリスト教徒ですが、今まで『愛している』とは恥ずかしくていえませんでした。

生死をさまよい、生還できたからこそ言えたのだと思います。妻も子どもたちも

受け止めてくれました。泣きじゃくる息子の様子を見て、ナースも泣いていた

ことを思い出します。『ありがとう』とも言いましたが、それは死ぬまで

言い続けることになるでしょう」

 

 

 

 私のお父さんも、2022年11月末頃に電話で話した時、人工呼吸(ボンベ)を

していると。それは、コロナの予防注射5本目を打ってから、急に食欲が無くなったり体調を少し崩していたと聞きました。そして、身体の容態を聞くと、「大丈夫」と

いう返事だったので安心していたんですが。あさかの出来事でした。

 

亡くなる日に、急に苦しくなり少し経つと治まったと 物申す パンチ!パンチ! 星

本人が「大丈夫、コロシアム(スポーツセンター)に言っても良い 」というので

行っている間の1.5時間くらいの間に、苦しんで亡くなっていたとお母さんから

聞きました。一度は、心配で行かないと思っていたと。だから心配で早く帰宅 パンチ!パンチ! 

そして、死亡しているのを発見し、警察に電話をして司法解剖をして大変だったと。

 

人工心臓なのに・・・詳しくは、教えて貰えてないので。何か感じていると。

実家に行く時も、お葬式の時も、誰かが私に憑いているような感じがしていましたプンプン

そして、お別れ(出棺)の時も感情も抑えられ、涙も出なかったんです。 

 

本当に、少しおかしいと思ったら、すぐに病院へ行き診てもらって下さい ウインク おばあちゃん 

 

中西光雄さんは、すぐに動き保健所に行ったり、いい先生とめぐり逢えて

本当に良かったですね。これからも、健康で元気に過ごして下さい ニコニコ パンチ!パンチ! 星

 

 

これからも、占い師の母に言われた通り、頑張って行きます 笑ううさぎ おばあちゃん 虹

 

 

人の思考を低下させない。中枢神経を触らない。記憶障害や老眼、目の錯覚になる パンチ!

人の仕事の邪魔をしないで。唇を痺れさせないで。口臭も持って来ないで プンプン パンチ!パンチ!

ワガママや止めて。人の嫌がることは止めて、自分の考えを人に言わさないで パンチ!パンチ!

人の後ろに憑かない、憑依しないで。人をコントロールしないで。水晶 ムキー パンチ!パンチ!パンチ!

人のプライバシー侵害しない。日本の常識やルールは守って。ハッカー禁止  パンチ!パンチ!パンチ!むかっ

人の感情やパワーを抑えない。悪口や愚痴も程々に。深夜に連絡してこない 物申す パンチ!パンチ!

 

 

いつもありがとうございます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました 愛飛び出すハート