ぷーさんについて・その3】

うつ病での休職期間中。いちばん酷い時期には

「泣けない・笑えない・怒れない」。感情が死んでいた。

「風呂・トイレ・食事、めんどくさい」。生理的欲求が死んでいた。

「眠れない・考えられない・聞けない」。脳のオンオフ不能状態。

 

この状態では働くのはおろか、遊んだり気分転換するのも無理。

 

「もう、人間として終わりだ。」

 

そう思って、何度もベランダに出て命を絶とうとしたが、出来なかった。なぜだろう。死ぬのも面倒だったからだろうか。

 

徐々に回復し、多少情緒不安定だったり自律神経失調症による寒さ耐性が落ちたことを除けば、日常生活行動は出来るようになった。しかし、1年半の休職期間満了をもって、自動車販売業を退職。

 

今思えば「オレ、よくやったなぁ」と言えるが、当時は情けなく、悔しさしか残らなかった。「我慢できなかった弱い自分」というレッテルを貼った。

 

「もう一度、頑張りたい」。その思いから、ハローワーク求人で見つけた旅客運送事業会社の法人営業に応募し、採用された。

 

しかし、そこでは営業所長による個人的パワハラに遭った。

 

「そんなに忙しくないだろうが、この残業代泥棒!」「お前は仕事しなくていいからオレの横にずっと立ってろ!」

 

いま思い返すと労基署通報事案だったけど、社内の顧問が味方になってくれて、何度となく相談した。しかし顧問は現役バリバリの社員ではないため、その営業所長を更迭するところまではやってくれたが、会社としてのパワハラ禁止の取り組みにまでは至らず、次に来た営業所長にもパワハラを受けたため、仕事続行不可能と判断し、退職した。

 

~つづく~