昨日
息子と2人遅めの昼食のあと居間でくつろいでいたときに
ニュース速報が流れた。
「東北地方で大きな地震だってさ・・・」
その直後、東京の我が家でもカタカタカタと揺れが始まる。
「大したことないな」
と息子が言ったので様子を見ていたが、揺れはなかなか収まらない。
そのうちに揺れが徐々に大きくなった。
棚やサイドボードの上の置物が倒れそうになり、頭の中は
パニック状態。
人間いざとなると頭の中が本当に真っ白になるものだ。
初めはそれらを落ちないように押さえたりしていたが、今までに
体験したことがないほどの揺れに、これは危ないと思い
ダイニングテーブルの下に避難。
パソコンをやっていた息子にも机の下に入るようにと叫ぶ。
ユッサユッサという大きな揺れがかなり長く続き、ガッチャ~ンと
何かが落下して割れる音がする。
本当に長い長い揺れで、このままじゃ家が倒壊するんじゃないか
という恐怖で
「神様どうか早く止めて下さい・・・」
とずっと呪文のようにつぶやいていた。
やっと地震が収まり、息子が
「危なかった~パソコン押さえてなかったら落下して壊れてたぜ」
と言った。
居間のサイドボードからガラスの置物が落下し粉々に砕け散って
いた。
他にも置き時計など色々な物が床に転げ落ち、立っていたものは
ひっくり返っている。
東向きの本棚の本は全て床に落ちていたが、南向きの本棚は無事
だったのでおそらく東西方向に大きく揺れたのだろう。
床には物が落下したため何カ所か傷がついてしまい、ダイニング
ボードや下駄箱の耐震ロックが作動して扉類は開かなくなっていた。
その他にもかなり移動しながらも、棚やテーブルからギリギリで
落ちなかった花瓶やオーディオ機器もいくつかあった。
水、電気は異常がなかったが、ガスは安全装置が作動して元栓が
ロックされていた。
その後もかなり大きな地震が1回あり、1度解除した扉のロックが
再びかかってしまった。
それからひっきりなしに余震が起こり、そのうちに地震なのか自分が
クラクラしているのか訳が分からなくなるような感覚に。
不思議なもので少しくらいの揺れではもう動じなくなってくる。
夜中に3度も携帯の緊急地震速報(エリアメール)で起こされ、
不安な一夜を過ごした。
肝心の昼間の本震では速報が来なかったのに・・・
と皆でぶつぶつ言いあった。
(おそらく揺れの範囲が大規模過ぎたためではないか?)
<以下本日12日>
原発の緊急停止等で
「電力不足が心配されるので節電の協力を」
と区の広報スピーカーからお知らせが流れた。
夕方早めにスーパーに行くと、カップ麺、パン、卵、豚肉、鶏肉の
棚は売り切れで空っぽの状態。
みんなすごい行動力だなあと驚く。
※あ、今余震が・・・怖いです
ミネラルウォーターをケースで買っていく人も。
今夜も余震が続いているのでまだまだ不安な状態が続いてます。
震度5の東京でさえこんなに怖かったのですから、震源地近くの
方々はそれはとてつもない恐怖を感じられたことでしょう。
津波や火災の恐ろしい映像を見て、亡くなった方々やまだ
行方不明の方々の恐怖はいかばかりかと思います。
一刻も早い救出と復興を心から祈るばかりです。