こんにちは。

50代主婦のプップ・マングースです。

 

皆様、「コジコジ(COJI-COJI)」という漫画をご存じでしょうか?

この漫画の作者は、「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの「さくらももこ」さんです。

 

コジコジは「きみとぼく」誌上に1994年から1997年まで連載。またアニメは、1997年から1999年までTBSほかで放送されていたそうです。メルヘンの国を舞台に、主人公コジコジとその住人たちが繰り広げる日常生活を描いています。ブラックユーモアたっぷりで、時にはナンセンスなギャグや独特なシュールさもあったりと、お話の展開がまったく読めません。主人公のコジコジが「宇宙生命体(宇宙の子)」であるという設定以外、「年齢」や「性別」についても本人すら知らないとのこと。性格はお気楽・天然・のんびり屋・超がつくほどのマイペースで毒舌家。とにかく周りのことなどお構いなしで、気の向くままに行動します。時には神秘性や哲学性のある発言をしたり、予想もつかないことをやってのけたりするので、度々周りを驚かせたりします。

 

このようなつかみどころがないコジコジの性格は、さくらももこさん自身がモデルになっている面があるとのこと。さくらももこさんの友人である「吉本ばなな」さんが、「彼女自身、時々コジコジに似た状態を見せることがあった」と話されていたそうです。実はももこさんが描きたかったマンガは「コジコジみたいな世界」だったと、生前のインタビューでご自身が話していたそうなんです。特殊でマニアックな世界観を持つコジコジですが、たま~に思いもよらないひと言が的を射たりするのです。それはコジコジが純粋な心を持っているからだと思うのですが。

 

登場するキャラクターは、メルヘンの国のイメージとはかけ離れた個性的な面々ばかりです。数多くいるキャラクターの中で、わが家のお気に入りのキャラクター6人を、私の心の声と共にご紹介します。

 

1番目‥もちろん主人公の「コジコジ」です、この子は絶対に外せません。

*超プラス思考なところは素晴らしいし、見習うべきところだわね。たまに繰り出す的を射た鋭いツッコミは、普段のお気楽なあなたからは考えられなかったりもしますが。テストで自分の名前までも間違えて「-5点」だった時は、「スゴい子だな」って感心したわ。ウチの娘が赤ちゃんの時、あなたの顔に似ていたの。今は成長しちゃったけど、丸顔とのんびり屋さんなところは相変わらず似ているかな。

     

2番目‥コジコジのツッコミ役の「次郎」です。半魚鳥(はんぎょとり)という種族で「飛べない鳥、泳げない魚」という特徴を持っています。

*ボソボソ言いながらツッコミを入れる次郎君。たまに自信がなくて弱腰になったりもするけど、お調子者のあなたがいないとコジコ ジのボケは活きないと思います。

 

3番目‥「おかめちゃん」です。おかめ族の少女、頭が良くクールで実利的。「問答えんぴつ(もんどうえんぴつ)」の飼育をしている。ちなみに問答えんぴつの前は、「不思議乾電池(?)」を育てていたとか。こちらは繁殖が難しいため断念したそうです。

*「問答えんぴつ」っていう鉛筆を育てるって発想がスゴいわ。鉛筆一本一本に顔があるのにはちょっとビックリしてしまったわ。無表情・無感動・沈着冷静と女子力は低めだけど、恰好は女の子らしいしそのギャップがいいわね。娘のお友達にそっくりさんがいるらしく、彼女は眼鏡をかけたおかめちゃんって感じらしいの。顔・声・性格・話し方・色白のところまで似ているから、「間違って『おかめちゃん』て呼んじゃいそうになるよ」と言ってたわ(笑)。

   

4番目‥「スージー」です。ナゾ怪人の女性で、頭の上に「?」の文字が立っており、服には「ナゾ怪」と書かれてある。いたずらや人を騙したりするのが大好きな悪女である。性格の悪い妹のデージーと暮らしており喧嘩が絶えない。しかし、姉妹共に三日月の晩だけ心が清らかな絶世の美女に変身します。

*いつもは相棒のブヒブヒ(盗み・いじめ・乱暴・破壊・悪いことならなんでもござれのワルの化身)と悪いことばかりを考え、人を騙しガックリさせるのを生き甲斐にしている迷惑な人。クラスメイトの女子たちよりもちょっと老け気味かなって思うの。でも三日月の晩だけの若返りは、クラスメイトの女子の誰よりもかわいいわ。おかめちゃんに続き、娘のお友達にはスージー似がいるとのこと。いたずらや人を     騙すとかではなく、「嫌味っぽい話し方」と「不気味な感じ」が似ていて、一目置かれることがあるって言ってたわ。

     

5番目‥「ゲラン」です。太陽の城の王様で五千万歳という大長寿。王族っぽくなく紳士でもなく、だだっこのような性格。有名人のサイン集めが趣味。

*さすが五千万歳というだけあって顔は古いし、ピエロみたいな洋服は着ているしでかなり濃いキャラだわね。時々スージーとブヒブヒに騙されて偽物のサインを買わされちゃったりするけど、お人好しで無邪気なあなただからコジコジとのやり取りも面白くて楽しいのです。

 

6番目‥「ドーデス」です。雷の城の王様です。ゲランとは好対照で、極めて紳士的で良識のある大人。家来の指導には精を出しているが、彼自身は滅多に笑わないクールな性格です。

*ゲランと比べると冷たい印象があるけど、単に冷静さんだからかもしれないわね。ウチの主人曰く、「ドーデスはシニカルな性格だからな」「素直でピュアなゲランのことをいつも下に見ている感じだよね」と分析しています(苦笑)。確かに、「私は彼とは違うから」っていう感じでよく話しているわね。娘が、「くまのプーさんの中だとラビットがドーデスで、ティガーがゲランだね」と分かりやすい例えを言ってました。当たっているかも。

 

一般的にはちびまる子ちゃんの方が人気が高いし知られていますが、コジコジはお話の中で色々なことを気づかせてくれたりしているのです。「コジコジの名言ランキング」があったりするくらいですから。我が家では、キャラの濃さとお話の内容がとっ散らかっているので、コジコジの方が好みなのですが。

 

名言の中で常に紹介されるのがこちらです。

「コジコジはコジコジだよ  コジコジは生まれた時からずーっと  将来もコジコジはコジコジだよ」

担任の先生から、将来何になりたいのか聞かれ時にこのように返したそうです。

「おしりがふたつに割れているのはウンコに便利だからだよ  割れてなきゃいきなり穴だからキケンだし  みっつは無意味だからじゃないの」

私はこれを読んで思わず吹き出してしまいました。

 

コジコジのように人と比較せずに肩の力を抜いて、日々楽しむことって大事ですよね。

それでは、また次回お会いしましょう。