本の概要
ファッション業界に憧れて上京した新道開、妻と子どもと東京で3人で暮らしている。今でもガチのファッションオタクで、東京コレクションに通い、後輩のセレクトショップのバイヤーもしているが、テレビの電飾がメインの仕事。ある日、熱くてものづくりに真摯な希望に燃えた若者に出会ってしまう。彼のような若者が未来に希望を持てるために出来ることがあるんじゃないかという使命感にかられ、自分が持っているアイディア、時間、人脈、信用、全てを若者に捧げ、妻を説得し、一緒に東京コレクションに参加することを決意する。しかし信じた若者の本性がだんだん明らかになっていき……。
今5巻まででます。
ファッション業界の闇と、抗えない魅力をファッション業界素人にもわかりやすくみせてくれます。
ちょっとブラックで怖いのだけどね。
主人公の新道開は、若いデザイナーのジャン君を見つけてしまい、その才能を世に出したいという熱い思いが止まらず、ブランドを立ち上げると言う麻薬に溺れてます。
また、その、ブランド立ち上げに必要な才能や人脈があるのよね。お金はないけど、調達していきます。
努力型の天才。
ストーリーに闇を落とすのが、才能あるはずのデザイナーのジャン君。このジャン君は人として腐ってます。
でも、デザインに魅力はあるようだけど、
そのデザイナーとしての才能も怪しげ。純真な人のフリして、人にとりいってうまいことやってくのだけど、そのやり方は汚い。
しかし、読者としては、汚いやり方でも、危機を脱するので、ほっとしてしまうのよね。
とにかく、ジャン君のダメな人間性と、上部で世間を渡る姿が怖いです!
真顔の時目がまるで笑ってないし、自分は苦労を一つもしない。
人たらしでもあるけれど、とにかく、自分本位で嘘つきなやばい奴なんです。怖さでドキドキします。
ジャンくんも、新道も家庭もある身なのになあ。
家族が可哀想よ。
5巻最後はかなりやばいことに!
ファッション界裏話がどこまで本当かわからないけれど、裏話はかなり面白いですね。
新道開も周りもボロボロになっているのだけど、今まではどこ吹く風だったジャン君。
そのジャン君もいよいよヤバそうなことを起こしてしまい(今まで運良くやってきたけど)…。
どうなるのかな?次巻怖いよー!
この怖さは癖になります。
コレクション↓