宇宙太陽光発電の送電レーザーは軍事用?


【訳】
宇宙空間または国家カードにつなげることができ、そのグループのパワーを2増加し、すべての防御(災害に対するものも含む)に+5ボーナスを与えます。

 

1枚の発電衛星だけを、1枚の場所カードにつなげることができます。

【コメント】
・宇宙太陽光発電とは、ソーラーパネルを宇宙に浮かべ、そこで太陽光発電した電力を電波やレーザーで地上に送るものです。

 

・宇宙太陽光発電には、以下のようなメリットがあります。


1CO2排出量が小さい


2昼夜、くもりや雨、地震でも発電できる


3無線で自由に送電できるので、地上の電線がいらない


・一方、以下のデメリットがあります。


1建設費用・維持費が高額


2人体への影響など安全性が不明確


3地上の受信設備は、天気や地震等の影響を受ける


・また、この送電用のレーザーを兵器としても使えるのではないか、という懸念もあります。


・アメリカ空軍は2020年5月、無人スペースプレーン「X-37B」を打ち上げ、電気を宇宙から地球へ送電する実験を行っているとのこと。

 

この実験の主体がNASA(アメリカ航空宇宙局)ではなく「空軍」である点に注意が必要です。

 

軍隊は、軍事転用をつねに考えるのが仕事です。

 

・中国では、すでに宇宙太陽光発電所を重慶市で建設することが決まっており、これが世界初の宇宙太陽光発電所になる見込みだということです。

 

・国が莫大な資金を投じてこのような巨大設備を作る時、それは表面上の平和的目的のほかに、有事には軍事転用も目的としている場合が多くあります。

 

原子力発電におけるプルトニウムも同様で、1カ月程度あれば核爆弾を作れると言われています。

 

これはどの国も、国家セキュリティ上、備えとしてひそかに持っているものなので非難すべき点かは難しいところです。


・アメリカと中国が、SF映画のようにレーザービームで宇宙戦争を繰り広げる日も近いかもしれません。