いい番組でした。
本当にとてもいい番組でした。
関東だけではなく、ぜひ全国放送してくだされば、と思います。
取り上げられたエピソードに、それほど目新しいものはなかったかもしれません(1月後半の2週間、練習できなかったとは私は知りませんでしたが。。。)
しかし、ぎゅっと詰まった50分という短い時間の密度、
チーム高橋を中心に選び抜かれたであろう内容、
情熱をあらわにせずに淡々と語るチーム高橋のメンバー、
やはり淡々としたナレーション(萩原聖人氏)。
それらの淡白さが、彼らが乗り越えてきた壁の高さ、そして、これから目指していく更なる高みの「すごさ」を、静かに、しかし、まざまざと感じさせてくれます。
後半に流れたバンクーバーでの『道』では、ナレーションが、ほぼずっと、高橋くんの思い、チーム高橋の思いを語ります。しかし、それが決して邪魔にはなりませんでした。逆に、高橋くんの演技につまった思いの深さ、という、今まで気づかなかったことを受け止めながら見ることができ、感動を新たにしました。
私の拙い筆力では、とうてい伝え切れません。
番組全部をテープ起こししたいくらいですが、とりあえずは、一番心に残った言葉をいくつか。
高橋くん
「チーム高橋(11人)が一人でも欠けたら・・・すごく困ります」
武史先生:ジャンプについて
「ジャンプの確率を高くすれば,自然と自信がついてくる.彼が失敗をしないジャンプを作ること,それが僕の仕事だと思っています」
歌子先生:2009年11月
「慌てないで.ひとつひとつを,きちっと積み上げて」
高橋くん:OPフリー直前の思い
「ここまで長かったな、つらいこともあったな」
「泣きそうになって.幸せだなあ,ここに来れて」
渡部トレーナー:フリーのリンクへ出る高橋くんへかけた言葉
「リンクでも一人じゃない.チームがついてるからな」
高橋くん:祝勝会後、カメラにそっと
「こっぱずかしいからあまり言わないんですが、感謝は常に僕なりにはしています」
そして、番組最後、今後についてのそれぞれの言葉です。
武史先生
「冗談でよく言うんです.四回転、一回くらい跳べよって」
渡部トレーナー
「高橋大輔は、こういう滑りだ、というものを見せ続けられるように」
歌子先生
「限界を決めないでほしい」
「自分の幅を広げてくれるものを、来シーズンも目指してほしい」
高橋くんの気持ちも、もう次へ。
おこがましいですが、高橋くんにも、チーム高橋のみなさんにも、本当にありがとう、と心から言いたいです。
彼が氷上に戻ってきていなければ、私は高橋くんのスケートに出会うことはできませんでした。
フィギュアスケートのファンでもなんでもない私さえ、とらえられてしまった高橋くんの魔力は、美しくなった滑りやジャンプやスピンやステップだけではなく、彼からあふれ出るいろんな思いにもあるんだなあ、と改めて思いました。滑ることができる喜びや感謝の気持ちが、見ている私たちにも伝わってくるんですね、きっと。
番組の最後のナレーションです。
「更なる高みへ」