クマのプーさん | + つれづれ in タイ・バンコク +

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2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。



著者: A.A.ミルン, 石井 桃子, A.A. Milne
タイトル: クマのプーさん


もはや、『プー横丁にたった家』と合わせて、私のバイブルであります!
「プーさん」というと、どうしてもディズニーの方を思い浮かべがちですが、アリスと同じように、プーにも原作があるのです。
(ちなみにいうと邦題が、ディズニーは「くまのプーさん」で、原作の方は「クマのプーさん」なんですよ、よく見ると)
かくいう私もD(ディズニーと打つのがメンドくなったらしいです<何て赤裸々な告白)のプー大好きです。
むしろ愛してます(真顔)
でも、それ以上に原作のプーに魅入られているのです。

作者のミルンが書いたプーのお話はこの本と合わせて4冊あるのですが、それはまた別の機会に。
今回は「クマのプーさん」のお話について紹介したいと思います。
『クマのプーさん』は全部で10のお話からなります。
日本語訳は石井桃子さんです。


1.わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話は始まります
風船にのってハチミツを取ろうとして失敗するというお話で、Dの「プーさんとはちみつ」の前半部分として使われていて有名です。

2.プーがお客にいって、動きのとれなくなるお話
「プーさんとはちみつ」の後半部分です。
ウサギ(Dではラビット)の家にハチミツを食べに行ったのはいいものの、食べ過ぎてしまってウサギの家の玄関におなかがつっかえてしまい、出れなくなるというお話。

3.プーとコブタが、狩りに出て、もう少しでモモンガーをつかまえるお話
プーとコブタ(ピグレット)が自分たちの足跡を「モモンガー」の足跡と勘違いし、追跡しようと木の周りをグルグルと歩くお話。

4.イーヨーが、しっぽをなくし、プーが、しっぽを見つけるお話
・・・題名のとおりです。
挿絵のイーヨーがメチャクチャ可愛いです。

5.コブタがゾゾに会うお話
「ゾゾ」とはゾウのことです。
プーとコブタが罠をかけてゾゾをつかまえようとするお話。

6.イーヨーがお誕生日に、お祝いをふたつもらうお話
誰からも誕生日を祝ってもらえないことを嘆いているイーヨーのために、プーとコブタが何かプレゼントしようとするお話。

7.カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいるお話
いつの間にか森にいたカンガとルー母子から、プーとコブタとウサギがルーをコッソリ盗み出そうと計画するお話。

8.クリストファー・ロビンが、てんけん隊をひきいて、北極へいくお話
「てんけん隊」は「探検隊」の間違いです。
クリストファー・ロビンが森中の仲間みんなと、北極(ノース・ポール)を探しにいくお話です。そしてプーがノース・ポールを発見しました。

9.コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話
Dの「プーさんとおおあらし」でも使われているお話です。
ぐうぜん、プーがコブタを助けます。

10.クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます
そして、わたしたちは、さよならをいたします

9話で活躍したプーのためにクリストファー・ロビンがパーティーを開くお話。
この時プーは特製えんぴつケースをもらいました。

それから、まえがきにはプーの名前の由来も書かれています。


ほのぼのしたい人には本当にオススメです。
おバカだけどとっても愛らしい、そこが一番の魅力だと思います。

最初に訳されたのが50年くらい前、改訳されたのが20年前で、訳としてはちょっと古いかなーという気もしなくもないのですが、子どものために作られたお話ということもあり、すんなり読めると思います。