夫の入院騒ぎですっかり忘れてしまっていましたが
3日で心臓の手術をして丁度一年です

左房粘液腫の摘出手術です
大腸がんの術前検査で見つかりました
そのまま放っておいたら突然死がいつ起こってもおかしくない状態でした

振り返ると登山の時など息苦しいといってました
当時は喫煙もしていましたし…年齢的な事もあって
心電図も特に異常ないし
それほど気に掛けていませんでした
たまたま、腹部のエコーで技師さんが見つけて下さいました

後からエコーの画像をみせていただきましたが、ピンポン玉の大きさの腫瘍が心臓の弁の所にあって血流を邪魔したりしていました
もちろん、良性の腫瘍ですが…

大腸がんの手術が、終わったら速やかに心臓血管外科に受診して治療していただくつもりで色々と、病院を探していましたが、まさかの縫合不全で退院が2ヶ月も伸びてしまったのは大きな誤算でした

貧血で顔色も悪いし、脈をとれば、不整脈に徐脈、毎日このまま心臓が止まるんではないかと…
生きた心地がしませんでした

いてもたってもいられない気持ちが先走り…
ある大学病院の心臓血管外科のホームページて左房粘液腫の低侵襲術を施っている事を知りメールで状況を伝えると翌日に返信があって診察は早めが良いてすよ
アドバイス頂きました

そして何とか退院しましたが
一週間後には大学病院に入院でした
今、思うと夫には気の毒でした
落ち着く間もなくの入院でしたから、
しかし、急がないといけない理由がありました

退院間近のCTで肝臓の転移が見つかりました
抗がん剤が必要になりました

しかし、抗がん剤をすると心臓の手術が出来ない事もある…

分子標的薬のアバスチンを使いたいが
血管新生があるため、影響が出てしまう

難しい選択でした

紹介状と持参したデータを交互にみて
暫く頭を抱えていらしゃいました

これから、大騒ぎになるね…
取り敢えずカンファレンスにあげますね

入院予約をして帰りました

そして、その日の夕方に電話がありました
手術は来週に決まりましたので
明後日には入院してくださいと…

バタバタと時間が過ぎていきました