年が明けて神経内科の担当医の先生が帰ってきました。
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ここ数日、モニターした様子をみて、バルプロ酸を再開させましょう、ということになりました。
デパケンがバルプロ酸の一種でしたが、抗てんかん薬の減量を試みるにあたり、妊娠・出産する場合に備えて、影響があるとされている薬だったために、一番最初に減らした薬でした。
ですが、その薬を減量したことで、発作が増えたかもしれません。
そこで、もう一度試してみよう、せっかくだから違う薬にしてみよう、ということでした。
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薬物療法はてんかん治療の基本となります。ここでは、てんかんの薬物療法において使用される代表的な薬剤についていくつか紹介します。
主な抗てんかん薬の一般名、略語、商品名を以下に示します。
一般名(略号)商品名
- フェニトイン(PHT)アレビアチン、ヒダントール
- エトトイン(EHN)アクセノン
- カルバマゼピン(CBZ)テグレトール、カルバマゼピン
- フェノバルビタール(PB)フェノバール、フェノバルビタール、ワコビタール、ルピアール
- プリミドン(PRM)プリミドン
- ゾニザミド(ZNS)エクセグラン、ゾニザミド
- バルプロ酸ナトリウム(VPA)デパケン、セレニカ、バレリン、バルプロ酸ナトリウム
- エトスクシミド(ESM)エピレオプチマル、ザロンチン
- ジアゼパム(DZP)ホリゾン、セルシン、ダイアップ、ジアゼパム
- ニトラゼパム(NZP)ベンザリン、ネルボン、ニトラゼパム
- クロナゼパム(CZP)リボトリール、ランドセン
- クロバザム(CLB)マイスタン
- ガバペンチン(GBP)ガバペン
- トピラマート(TPM)トピナ、トピラマート
- ラモトリギン(LTG)ラミクタール
- レベチラセタム(LEV)イーケプラ
- アセタゾラミド(AZA)ダイアモックス
- スルチアム(ST)オスポロット
- ピラセタム(PIR)ミオカーム
- スチリペントール(STP)ディアコミット
- ルフィナミド(RFN)イノベロン
- ビガバトリン(VGB)サブリル
- ペランパネル(PER)フィコンパ
- ラコサミド(LCM)ビムパット
ずっと継続して服薬しているイーケプラはレベチラセタムの一種で、最近増やしているビムパットはラコサミドの一種、そして、デパケンとセレニカはバルプロ酸ナトリウムの一種ということみたいです。
仕組みや薬の作りなど、詳しいところまで理解していませんが、とにかく種類がたくさんあって、薬もたくさんあるということは知ることができました。